ECサイト構築プラットフォームfutureshopのバージョンアップ・メンテナンス情報です。
2025.01.28 2025年(10~11月予定)・商品データ一括登録ファイルの一部CSV廃止のお知らせ
概要
2025年(10~11月予定)のバージョンアップにて、下記CSVを廃止いたします。
- ⚪︎ バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)
-
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上記CSV廃止後は、2023年7月11日より新規追加された以下のCSVをご使用ください。
- [コマースクリエイター利用店舗様・未利用店舗様共通]
- ・バリエーション選択肢登録用ファイル
・バリエーション詳細登録用ファイル
・在庫数(バリエーション)登録用ファイル - [コマースクリエイター利用店舗様]
- ・価格(バリエーション)登録用ファイル
- ⚪︎ 予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)
-
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上記CSV廃止後は、2023年7月11日より新規追加された以下のCSVをご使用ください。
- ※コマースクリエイター利用店舗様のみ
- ・予約設定登録用ファイル
経緯
2023年7月11日のバージョンアップの際に、バリエーション登録方法の変更に伴い、
「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」「予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)」CSVを将来的に廃止する旨をご案内しておりました。
- 【廃止予定のCSVファイルについて】
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- ⚫︎ バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)
- ⚫︎ 予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)
特に「バリエーション登録用ファイル」では、1つのCSVで一括更新できる利点があり、多くの店舗様にご利用いただいておりましたが、今後はバリエーションの項目ごとに分けてCSVをアップロードいただく仕様となります。
ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。 - 【CSV分割の背景】
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futureshopはサービス開始から21年、多くの店舗様にご愛顧いただき、その登録データ量も年々増加しております。
これに伴い、データアップロード時の処理スピードが課題となっており、繰り返し改善を行ってまいりました。2023年7月のバージョンアップでは、新たに「バリエーション価格」機能を追加しました。
この対応にあたり、以下の理由からCSVを分割する仕様に変更いたしました。- 1. データアップロード処理の高速化
- 2. バリエーションデータ不整合の解消
また、「バリエーション価格」機能は、楽天市場のSKU価格対応を受け、業界動向に合わせて追加したものです。
今後も、新機能リリースに伴い、機能の複雑化を解消しパフォーマンスを向上させるため仕様変更を行う場合がございます。 - 【今後の開発について】
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今後も店舗様のお声に耳を傾け、より便利にご利用いただける機能改善・機能追加、および安心してご利用いただくためのセキュリティ強化など、さらなるサービス改善に努めてまいります。
店舗様にとって使いやすいサービスを目指し、さらに努力してまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」について
◎「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」の問題点
- 1.CSVアップロード時の処理スピードの課題
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「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」によるデータ不整合を改修することも検討いたしましたが、同時に、1つのCSVで多数の商品データをアップロードすることによる処理スピードの課題がございました。
そのため、この度「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」は廃止し、2023年7月11日のバージョンアップにて「バリエーション選択肢登録用ファイル」「バリエーション詳細登録用ファイル」「在庫数(バリエーション)登録用ファイル」「価格(バリエーション)登録用ファイル」を追加した経緯がございます。
- 2.内部データ不整合発生の問題
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「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使用してバリエーションの「削除」「更新」をおこなうことで、バリエーションデータの不整合が発生する問題がございました。
具体的な不整合の現象、影響範囲については後述いたします。
◎「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」廃止により改善されること
⚫︎内部データ不整合発生の改善
2023年7月11日より追加されたCSVファイルにつきましては、バリエーションデータ不整合が発生しないよう、調整したうえで機能追加しております。
今後は「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使用しない運用となりますので、機能廃止以降、バリエーションの内部データ不整合は発生いたしません。
「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使ってバリエーションを「削除」「更新」すると、バリエーション情報にズレが生じ、不整合が発生します。
◎「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使ってバリエーションを削除した場合
例えば、「XS~XXL」の6バリエーションから「XS」「M」「XL」を削除する場合、以下のような不整合が発生します。
◎「バリエーション選択肢登録用ファイル」を使ってバリエーションを削除した場合
「XS~XXL」の6バリエーションから「XS」「M」「XL」を削除する場合、「バリエーション選択肢登録用ファイル」を使用することで不整合は発生いたしません。
※「バリエーション選択肢登録用ファイル」の詳細は、オンラインマニュアルをご確認ください。
◎カートボタンHTMLタグ(※2)利用時の影響
バリエーションの不整合により、「選択したバリエーションがカートに入らない」という問題が発生します。
カートボタンHTMLでは、バリエーションのvalue値を出力します。
- バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)で、バリエーション「XS」「M」「XL」を削除
- 削除せず、残ったバリエーションの行が繰上がり、商品情報のvalue値とHTMLタグのvalue値が意図せず不一致となる恐れがございます。
- value="1_0"はSサイズに対応している状況となりますが、ページ内に設置しているカートボタンの表示は「XS」となっています。
これにより、「XS」サイズをカートに入れたつもりが、Sサイズがカートに投入された」ということが起こります。 - また、繰り上がって空欄となっているvalue="4_0"~"6_0"は「存在しないバリエーション」となるため、カートに入れようとするとエラーが表示され、商品をカートに入れることができなくなります。
(※2)カートボタンHTMLタグの詳細は、以下の虎の巻をご確認ください。
- 【虎の巻】カートボタンHTMLタグの出力方法と仕様、カスタマイズ方法について教えてください。
- [コマースクリエイターご利用店舗様]
https://faq.future-shop.jp/hc/ja/articles/4419645404697 - [コマースクリエイター未利用店舗様]
https://faq.future-shop.jp/hc/ja/articles/4419645228313
◎Googleショッピング連携時の商品IDへの影響
Googleデータフィード設定でバリエーションを設定している場合、Googleショッピングの商品IDに、バリエーション毎のIDを付与しています。
バリエーションの不整合により、Googleショッピングの商品IDが意図せず変わるという問題が発生します。
ここまでの例と同様、XS~XXLサイズの6バリエーションから、XS・M・XLを削除する場合を例にご説明します。
⚫︎「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使用してバリエーションを削除した場合
Googleマーチャントセンターでの表示
「バリエーション登録用ファイル(goodsVariation)」を使用することで
バリエーション不整合が発生し、「"sku"=123h0v1・123h0v2・123h0v3」が残った状態になります。
本来であれば「"sku"=123h0v2・123h0v4・123h0v6」が残る状態が正しい状態です。
上記により、各バリエーションに紐づいて出力される、Googleショッピングの商品IDの値が変わってしまいます。
バリエーション削除前 | バリエーション削除後 | |
---|---|---|
Sサイズ | "sku"=123h0v2 | "sku"=123h0v1 |
Lサイズ | "sku"=123h0v4 | "sku"=123h0v2 |
XLサイズ | "sku"=123h0v6 | "sku"=123h0v3 |
※123h0v1等の「123」の箇所には商品ID(商品情報登録時にシステムから自動発番されるID)が出力されます。
構造化データのskuが変わることによりGoogleショッピングの「商品ID」も変更されてしまいます。
「商品ID」が変わると、Googleマーチャントセンター上では別の商品であるとみなされます。
これにより、蓄積していたデータがリセットされてしまい、広告効果の低下につながる恐れがございます。
⚫︎「バリエーション選択肢登録用ファイル」を使用してバリエーションを削除した場合
バリエーション選択肢登録用ファイル」を使用することでバリエーション不整合は発生しませんので、Googleショッピングの商品IDが変わることはございません。
よって、バリエーションの削除・変更をおこなってもGoogleショッピングの商品IDへの影響はございません。
「予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)」の廃止について
※コマースクリエイター利用店舗様のみ
2023年7月11日のバージョンアップ以降、CSVファイル内に新項目「予約販売価格設定」が追加されました。
バージョンアップ後も、移行期間として「予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)」を継続してご利用いただけるようにしておりましたが、この度2025年(10~11月予定)のバージョンアップにて「予約設定登録用ファイル (goodsPreorder)」が廃止となります。
その他
◎各店舗運用管理サービスとの商品連携につきまして
futureshopと商品連携をおこなっている各店舗運用管理サービスにつきましても、本CSV廃止に伴い、システム改修にご協力いただけるよう各社へ要請しております。