ECサイト構築プラットフォームfutureshopのバージョンアップ・メンテナンス情報です。
2023.02.21 2023年3月7日・バージョンアップ情報
バージョンアップ項目【機能追加・仕様改善・変更】
このページで紹介している内容は2023年02月21日公開時点の情報です。
今後のバージョンアップにより仕様変更になる可能性がございます。
なお、本ページでご紹介しているバージョンアップ内容につきましては、オンラインでの共有会を予定しております。
共有会の最後には質疑応答の時間もございますので、バージョンアップ内容につきましてより詳細にお伺いされたい方はぜひ、ご参加ください。
コマースクリエイターご利用状況によってご確認いただく内容が異なります。
ご利用状況に応じて下記内容をご確認ください。
[コマースクリエイターご利用店舗様]
コマースクリエイター利用店舗様、コマースクリエイター利用店舗様・未利用店舗様共通
[コマースクリエイター未利用店舗様]
コマースクリエイター利用店舗様・未利用店舗様共通
(今回コマースクリエイター未利用店舗様限定の機能追加や調整はございません)
- ■コマースクリエイターご利用状況の確認方法について
- https://www.future-shop.jp/manual/glossary/admin-mode.html
- [コマースクリエイター利用店舗様]
- 機能追加 01. マイページで注文のキャンセル依頼ができるようにします
- 機能追加 02. futureshop管理画面がSAML認証によるSSO(シングルサインオン)に対応します
- 機能追加 03. ご注文手続きなど一部の画面にてreCAPTCHA v3に対応します
- 仕様変更 04. 複数お届け機能利用時のお届け先一覧ページのHTMLを一部修正します
- 仕様変更 05. システムで出力しているCSSを変更します
- [コマースクリエイター利用店舗様・未利用店舗様共通]
- その他 01. Internet Explorer11のサポートを終了します
- 仕様変更 02. 受注データ(futureshop形式)の項目を追加します
- 仕様変更 03. futureshop APIv2の既存APIの仕様を修正します
- その他 04. ご契約者情報変更/請求書送付の方法を今後変更する予定です
コマースクリエイター利用店舗様
-
機能追加
01. マイページで注文のキャンセル依頼ができるようにします-
対象店舗
コマースクリエイターをご利用中の店舗様
※ 従来のfutureshopから移行の店舗様は「切替済」であること機能概要
会員様がご注文完了後、マイページで注文のキャンセル依頼ができる機能を追加します。
店舗様で内容確認後キャンセル処理を完了します。バージョンアップ直後は利用しない設定となっており、利用開始するには設定が必要です。
対応内容
下記の内容についてご案内します。
- ◎ 機能を有効にした際のフロー
- ◎ 注文キャンセル依頼ができる受注
- ◎ 事前に必要な設定
- ◎ 注意事項
◎ 機能を有効にした際のフロー
全体の流れは下記のとおりです。
- ◆ お客様目線と店舗様目線の画面上の表現の違いについて
お客様目線では「マイページでキャンセル対応を完了し、処理を待つ」動きとなっています。
一方、店舗様目線では「キャンセル依頼をお客様から受け付け」て、その後「店舗様でキャンセル処理をすることでキャンセルが確定」する流れとなっています。
「ご利用店舗様の運用によってはお客様のキャンセル対応でそのままキャンセル確定とすると問題になるケースがあること」と、「お客様目線でわかりやすく表現する」ため、上記の通り調整しております。
- 【お客様】マイページから注文をキャンセルする
-
- 1.店舗様で後続する設定後、条件を満たす受注があると、マイページ>注文履歴>注文履歴詳細画面上で[ 注文をキャンセル ] ボタンが表示されます。
- 2.ボタンをクリックすると下記のような注意書きが表示されます。
- 3.さらにボタンをクリックすると注文のキャンセルが完了し、お客様と店舗様にもメールが送られます。
- 【店舗様】注文キャンセルの受注を確認し対応する
-
にて「注文キャンセル依頼の列」と、「注文キャンセルがあった受注で絞り込みができるページ」を追加します。
運用>受注管理>受注一覧・管理(全件、通常処理中/未入金、通常処理中/未発送)
運用>受注管理>受注一覧・管理>キャンセル一覧
キャンセル一覧ページ では、キャンセル依頼のあった受注の一括キャンセル処理ができます。
まとめて処理をする際は下記の処理を一括で対応します。- ○ ステータスを「通常処理」から「注文取消」に変更
- ○ 決済の取引情報の取り消し(自動連携を設定している決済のみ)
- ○ 注文に含まれる商品の在庫を通常在庫に反映
- ○ ご利用ポイントの返還
- ○ 利用クーポンを未利用に変更
また、上記一括処理をする際、お客様にキャンセル処理が完了した旨のメールを送ることも可能です。
店舗様の運用にて、一括対応が難しい場合は従来と同様に受注詳細から1件ずつの対応も可能です。
◎ 注文キャンセル依頼ができる受注
- 受注ステータスが「通常処理」の受注
- 受注ロックがかかっていない受注*
- 注文キャンセル不可指定商品が含まれていない受注
- 店舗様にて設定した条件設定をすべて満たしている受注
*「決済方法がPayPay」で、「ご注文時から金額を増額し請求を行っている」際に発生します。詳細はこちらをご確認ください。
◎ 事前に必要な設定
本機能を利用するためには、下記ページでそれぞれ設定が必要です。
- ○ 設定>購入者・会員情報>会員設定
- ○ 設定>メール>メール設定一覧
- ○ 設定>購入者・会員情報>会員設定
設定できる内容は下記のとおりです。
それぞれの設定は通常注文と店舗受取注文で別の設定ができます。【注文キャンセル自体を利用するか】
- 条件:注文完了後一定時間のみ受け付けるとするか(任意)
- 条件:入金ステータスが未入金の受注のみとするか(任意)
- 条件:入金ステータスが未発送の受注のみとするか(任意)
バージョンアップ直後は通常注文も、店舗受け取り注文もキャンセルできない状態となっています。
本機能をご利用になる場合は店舗様にて条件などを確認の上、設定をお願いします。複数の条件を設定した場合はすべての条件を満たす受注のみ注文キャンセルできます。
【注文キャンセル利用不可設定】
注文キャンセルを受け付けたくない商品には、特定のタグを設定することで、該当の商品が入っているご注文はキャンセルを受け付けないようにできます。
- ○ 設定>メール>メール設定一覧
本機能に付随して下記2つのメールが追加されます。
必要に応じて利用設定や本文をご調整ください。メール名 利用用途 注文キャンセル依頼メール お客様がマイページからキャンセルをした際、お客様宛に送られる自動送信メール 注文キャンセル完了メール 店舗様が管理画面からキャンセル処理をした際、お客様宛に送られるメール ◎ 注意事項
- 本機能は会員機能の利用が必須です。
- 定期・頒布会の申込はキャンセルできませんが、受注確定日に生成された受注はキャンセルできます。
- 条件を満たす場合、バージョンアップ前の受注であっても注文キャンセルできます。
- キャンセル一覧ページにて一括処理される対応内容は固定となっております。
一括処理での対応が難しい場合は、通常の注文取り消し処理同様に1件ずつご調整をお願いします。 - キャンセル一覧ページにて一括で対応できる受注はお客様からキャンセル依頼があった受注のみです。
- 設定した条件と店舗様の作業手順によってはお客様のキャンセル対応と発送や入金処理が入れ違いになる場合がございます。条件の設定時と運用の調整時にご注意ください。
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機能追加
02. futureshop管理画面がSAML認証によるSSO(シングルサインオン)に対応します-
対象店舗
コマースクリエイターをご利用中の店舗様
機能概要
futureshop管理画面がSAML認証によるSSO(シングルサインオン、以下SSO)に対応します。
よりカンタンに、よりリスクを軽減したログインができるようになります。対応内容
SSOは1度のユーザー認証(ログイン)で、複数のサービスが利用できるようになる仕組みです。
ユーザーIDを作成・保存・認証するサービスを「IDプロバイダー」と呼びます。
IDプロバイダーと連携したクラウドサービスの場合、クラウドサービスへのログイン時にはIDプロバイダーへのログインを行うことで、それぞれのサービスへは認証なしでログインができるようになります。今回のバージョンアップで、futureshop管理画面ではSSOの標準規格であるSAML認証(SAML2.0)に対応します。
対応するIDプロバイダーをご利用の場合、futureshop管理画面でSSOがお使いいただけます。■ SSOでのログインの流れ
- 1:futureshop管理画面で店舗KEYを入力しログインをクリック
- 2:IDプロバイダーログイン画面でログイン情報を入力
- IDプロバイダーのアカウントで保持しているメールアドレスと、
futureshop管理画面の管理者アカウントで保持しているメールアドレスを照合します。 - 3:futureshop管理画面にログイン完了
■ SSOを使うために必要なもの、必要な作業
SSOを使うにあたり必要なもの、必要な作業は下記のとおりです。
詳細はオンラインマニュアルにてご確認ください。- SAML2.0に対応しているIDプロバイダーの契約・設定
- IDプロバイダー側でのアカウントの作成
- 初期アカウント(ID:1の管理者)でfutureshop管理画面の設定
◎ 注意事項
- SSOでのログイン時はfutureshop管理画面のメールアドレス認証は行われません。
- SSOでのログインは管理者単位で利用有無を設定できません。
- 本バージョンアップにあわせて管理者のパスワードの利用有無も設定できるようになります。「SSOでのみのログインを許可した管理者」や、「SSOでのログインを許可せず一時停止管理者」の設定などでご利用ください。
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機能追加
03. .ご注文手続きなど一部の画面にてreCAPTCHA v3に対応します-
対象店舗
コマースクリエイターをご利用中の店舗様
※従来のfutureshopから移行の店舗様は「切替済」であること機能概要
ご注文手続きなど一部の画面にてreCAPTCHA v3が利用できるようになり、不正な攻撃からECサイトを守る手段を追加します。
対応内容
reCAPTCHAはGoogle社が提供しているサービスで、不正なアクセスからウェブサイトを保護する機能です。
v1、v2、v3と3つのバージョンがリリースされておりますが、今回のバージョンアップではECサイト上でreCAPTCHA v3が設定できるようになります。■ reCAPTCHA v3について
reCAPTCHA v3ではAIの自動判定によりbotのアクセスか人間による操作かを判断する仕組みです。
そのため、従来のreCAPTCHAのようなお客様でチェックボックスにチェックを入れたり、指定の画像を選択するようなお客様側での作業はありません。reCAPTCHA v3ではGoogleによってお客様の対応がスコアリングされます。
今回のバージョンアップにより、reCAPTCHA v3によって「スコアリングされた値が一定の数値を超えればbotとみなして処理をブロック」できる機能を追加します。
なお、処理を禁止するスコアの閾値は店舗様で変更可能です。reCAPTCHA v3の詳細につきましてはGoogleが公開している下記動画をご確認ください。
reCAPTCHA v3-YouTube■ reCAPTCHA v3が設定できるページ
下記のページでreCAPTCHA v3の設定できます。特定のページのみの設定も可能です。
- ご注文手続き・お申し込み手続き
- 会員登録
- メールマガジン登録
■ reCAPTCHA v3を使うために必要なこと
- reCAPTCHA v3のアカウントの登録
- futureshop管理画面での登録
設定方法の詳細については、オンラインマニュアルにてご確認ください。
■ 注意点・ご案内事項
- スコアリング状況の概要はGoogle社提供のページで確認が可能です。
- 1秒あたり1000回、または1ヶ月に100万リクエストを超える場合、Enterprise版の登録が必要です。
登録を行わない場合、スコア判定が正しく行われません。
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仕様変更
04. 複数お届け機能利用時のお届け先一覧ページのHTMLを一部修正します-
対象店舗
コマースクリエイターをご利用中の店舗様
対応内容
複数お届け機能利用時のお届け先一覧ページ(/p/checkout/multi/address)のHTML(class名)を下記の通り修正します。
- 【バージョンアップ前】
<span class="fs-c-checkout-destination__name__home fs-c-homeLabel">ご自宅</span>
- ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
- 【バージョンアップ後】
<span class="fs-c-checkout-addressee__data__name__home fs-c-homeLabel">ご自宅</span>
複数お届け機能をご利用で、該当の箇所をCSSにてデザインを調整されている場合は対応が必要な場合がございます。
対応有無につきましては制作を担当されたご担当者様にご確認ください。複数お届け機能は
にて設定状況が確認できます。
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仕様変更
05. システムで出力しているCSSを変更します-
対象店舗
コマースクリエイターをご利用中の店舗様
機能概要
システムで出力しているCSSを変更します。
対応内容
今回のバージョンアップにてシステムで出力している下記のCSSを変更します。
- fs_theme.css (スタートアップテーマ(PC/タブレット),スタートアップテーマ(スマートフォン))
- fs_style.css (全テーマ対象)
下記のページにて変更予定のCSSと現在適用されているCSSを公開します。ご確認ください。
今回の対応によりInternet Explorer11対応用の記述を削除しています。
バージョンアップ後に変更するCSSは、2023年02月21日時点のものです。
バージョンアップまでに更新される場合がございますので予めご了承ください。
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コマースクリエイター利用店舗様・未利用店舗様共通
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その他
01. Internet Explorer11のサポートを終了します対象店舗
futureshop、futureshop omni-channelの全ての店舗様
対応内容
2022年3月にニュースリリースにてご案内しておりましたとおり、Internet Explorer11(IE11)のサポートを終了します。
本バージョンアップ以降では商品ページの表示や商品購入など、futureshopのECサイト上の挙動においてIE11での閲覧や対応時の挙動を保証いたしかねます。
あらかじめご了承ください。なお、IE11提供元のMicrosoft社はすでにアップデート・サポートを停止しており、現在もfutureshopのECサイトの利用においては推奨しておりません。
引き続き、店舗様ならびにお客様には推奨環境に記載のブラウザにてご確認いただくようお願いします。
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機能追加
02. 受注データ(futureshop形式)の項目を追加します-
対象店舗
futureshop、futureshop omni-channelの全ての店舗様
機能概要
今回のバージョンアップにあわせて受注データ(futureshop形式)の項目を追加します。
対応内容
バージョンアップ後、
にて下記の項目を出力できるようにします。- 注文キャンセル
- 注文キャンセル依頼日時
- 注文取消日時
- キャンセル不可
バージョンアップ後は出力しない設定になっています。
マイページからの注文キャンセル機能の利用有無にかかわらず、すべての店舗様にて項目が追加されます。
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仕様変更
03. futureshop APIv2の既存APIの仕様を修正します対象店舗
futureshop、futureshop omni-channelの全ての店舗様
機能概要
今回のバージョンアップの対応にあたり、すでにご案内しているfutureshop APIv2の下記APIの仕様を一部修正します。
対応内容
それぞれ下記の項目を追加・変更します。
出力内容に関する詳細な仕様はバージョンアップ後、オンラインマニュアル にてご確認ください。■ 受注検索API・受注取得API共通
オプション価格のレスポンスにて、価格(price)と消費税(tax)の出力仕様を下記の通り変更します。
【バージョンアップ前】
データ型 備考 価格 Number 0のときも入力なしのときも0で出力 消費税 Number 0のときも入力なしのときも0で出力 【バージョンアップ後】
データ型 備考 価格 String 0のときは0で出力、 入力なしのときは空文字で出力 消費税 String 0のときは0で出力、 入力なしのときは空文字で出力 ■ 受注検索API
下記の項目を追加します。
- ● リクエスト時のパラメータ
- ・ 受注キャンセル日時(from)
- ・ 受注キャンセル日時(to)
- ・ 受注キャンセルリクエスト日時(from)
- ・ 受注キャンセルリクエスト日時(to)
- ● 受注リスト(orderList)のレスポンス
- ・ キャンセル日時
- ・ キャンセルリクエスト日時
- ・ キャンセルリクエスト取消
- ● 受注リスト(orderList)>購入商品リスト(productList)のレスポンス
- ・ キャンセル不可フラグ
- ● 受注リスト(orderList)>購入商品リスト(productList)>オプション価格(optionPriceList)のレスポンス
- ・ 選択肢コード
- ・ 消費税率区分
■ 受注取得API
下記の項目を追加します。
- ● レスポンス
- ・ キャンセル日時
- ・ キャンセルリクエスト日時
- ・ キャンセルリクエスト取消
- ● お届先情報(shipmentList)>商品リスト(productList)のレスポンス
- ・ キャンセル不可フラグ
- ● お届先情報(shipmentList)>商品リスト(productList)>オプション価格(optionPriceList)のレスポンス
- ・ 選択肢コード
- ・ 消費税率区分 (消費税率区分につきましてはバージョンアップ前より出力されております)
■ 商品検索API
パラメータの指定によってはURIが正しくレスポンスに出力されない状態があったのを下記の通り修正します。
パラメータのtypes で subscriptionの指定がある パラメータのtypes で subscriptionの指定がない バージョンアップ前 すべての商品種別で商品URIが出力される 通常商品のみ商品URIが出力される
(定期商品、通常・定期商品、頒布会商品は空文字で出力される)バージョンアップ後 すべての商品種別で商品URIが出力される すべての商品種別で商品URIが出力される
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その他
04. ご契約者情報変更/請求書送付の方法を今後変更する予定です-
対象店舗
futureshop、futureshop omni-channelの全ての店舗様
対応内容
現在、futureshopのご契約者情報の変更は、futureshop管理画面経由と、契約管理ポータル経由どちらでも承っております。
しかし、2023年6月以降はfutureshop管理画面経由での受付を廃止し、契約管理ポータル経由でのみ対応を承るよう変更する予定です。
また、ご請求書の確認に関しても現在は郵送と契約管理ポータルのどちらでも確認ができますが、2023年11月以降で郵送を停止し、契約管理ポータルでの確認のみとなる予定です。
※ 店舗様にお願いしたいこと
2022年4月4日以前にfutureshopをお申込みの店舗様で、契約管理ポータルのお申し込みがまだの店舗様は、なるべくお早めに契約管理ポータルのお申し込み手続きをお願いします。
契約管理ポータルの詳細とお申込み方法につきましては下記ページにてご確認をお願いします。
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