変化が起こったこの1年、EC利用にはどう影響した?数字でよみ解くEコマース[2021年1月〜3月 futureshopサービスまとめ]
2021年1月〜3月運営状況
流通額
2020年4月〜2021年3月運営状況
以下の業種が売上を大幅に伸ばしました。
(数字は昨対比)
在宅時間の充実
ゲーム・おもちゃ・ホビー262.23%
インテリア・寝具・収納161.33%
おとりよせ需要の継続、イベント(ホワイトデー、バレンタインデーなど)準備オンライン需要の高まり
スイーツ163.33%
食品159.74%
移動時間の安心安全快適
車用品・バイク用品320.12%
生活者の EC 利用状況
EC注文件数
期間中の注文件数は昨対比147.68%。
継続して自社EC利用が増加しているものの、1月が高く、3月に向かうにつれて昨対比が低くなる結果に。
昨年2月中旬ほどから「不要不急の外出を控えて」など、在宅推奨の呼びかけが増加。それを受け、実店舗での買い物機会が減少し、EC利用が増加したと推測。
表.各月注文件数の昨対比推移
*スマートフォン未利用店舗を除く、調査対499で算出。
購入単価の変化
期間内の変更なし。
これまでの調査と同様、PCはスマートフォンより2割程度、購入単価が高い結果。
3月の昨対比単価増は、昨年同月の新規購入増加が増加したことが要因か。
一般的に、既存顧客の購入単価は新規購入者と比べて高い傾向にある。
そのため、2020年3月は新規利用が増加し、2021年3月は既存顧客が増加したことが結果の一因として考えられる。
表.各月の購買単価の変化
新規顧客利用状況(件数)
昨年3月からEC新規利用は増加していた、と結果から推測。
決済手段の変化
ID・QR決済利用の増加、現金利用が減少。
※「現金・その他」とは、代金引換や店頭払い、後払い、銀行振込やコンビニ払いなどの決済を指します。
グラフ1:各月決済手段の割合/件数(調査対象店舗全体)
3種類の決済手段を提供している店舗だけに限定したのが、下記のグラフです。(n=341)
キャッシュレスが全体の3/4に。また、その中でもID・QR決済利用が3割を超える。
EC利用でもID・QR決済の利便性や各サービスのプロモーションに応じた利用がさらに浸透したのでは。
EC利用でもID・QR決済の利便性や各サービスのプロモーションに応じた利用がさらに浸透したのでは。
グラフ2:各月決済手段の割合/件数(3種類の決済手段提供店舗のみ n=341)
調査の詳細な内容は、下記ページからご確認ください。
過去調査
関連調査