UGC活用で注文率130%アップ!ECサイトのための、成果が出るインスタグラム活用術

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2019年3月、日本でのアカウント数が3,300万を突破した「Instagram(インスタグラム)」。
ここ数年で急速に利用者数を伸ばしているInstagramは、写真や動画を投稿するだけではなく、情報収集ツールとしても人気を集めるSNSです。

そんなInstagramをビジネスで活用するには、オフィシャル投稿やインフルエンサー活用など、さまざまな方法があります。
なかでも注目されているのが、ユーザー生成コンテンツ「UGC」。

一般ユーザーの「自社商品やブランドについての投稿」を、自社サイト内で活用することで、CVRを上げるなどの効果が得られるのです。

そんな背景のなか、7月8日に株式会社フューチャーショップが主催のオンラインセミナー「自社ECサイトの売上アップにつながった 本当に成果の出るインスタグラム活用術と 今、話題の「IGTV」活用術&EC成果事例」を開催しました。

スピーカーとして登壇したのは、株式会社visumo ソリューションチーム ジェネラルマネージャーの千林正太朗さんです。

本記事では、「Instagramにおける、ECサイトの効果的なUGC活用事例」に絞って、セミナーの内容をレポートしていきます。

【プロフィール】株式会社visumoソリューションチーム ジェネラルマネージャー
千林 正太朗(せんばやし しょうたろう)氏(画面右)
大学卒業後、ソフトクリエイトに入社。ワークフローシステム事業(エイトレッド X-point・AgileWoreks)を立上げ、営業責任者として組織を束ねIPOを実現。
その後、セールスフォース・ドットコムを経て2019年にvisumoへ入社。現在、営業責任者として活動中。

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    インスタグラムマーケティングをするならUGC!なぜ注目されているのか?

    ハッシュタグで検索をして情報を集める「タグる」という言葉があるように、Instagramを検索ツールとして利用するのが主流になっている現在。

    ユーザーの購買行動は、一般ユーザーやインフルエンサーの投稿を見て、商品の情報をキャッチし、そのあとにGoogle検索をして商品の詳細情報をチェックする……と大きく変化しています。

    いまどきの買いたい気分はInstagramの中に

    Facebook社によると、80%以上のユーザーがInstagramを利用して、商品やサービスの情報を得ているとのこと。

    新しい商品やサービスの情報をInstagramで見つけたことがある人は83%、商品やサービスの情報をInstagramで探したことがある人は81%、商品やサービスを購入するかどうかをInstagramの情報で決めたことがある人は80%とのデータが出ています。
    今この瞬間も、Instagramでは、多くのユーザーの購買行動につながるきっかけが発生しているのです。

    そんなインスタグラム時代において、企業のマーケティングのひとつとして注目を集めるのがUGCの活用です。

    UGCとは?

    UGC(User Generated Content)

    ユーザー生成コンテンツのこと。

    企業が作成したコンテンツではなく、一般ユーザーによって作成されたコンテンツです。
    例えば、商品をレビューしたSNSの投稿や、サービスの口コミを書いたブログなどが挙げられます。

    今UGCに関心が向けられている理由は、一般ユーザーに広告が受け入れられなくなっているから。
    例えば、スマートフォンでSNSをチェックしている際に、広告が出てきても、一般ユーザーは、広告を全く意識していなかったり、嫌悪感を抱いていたりするのです。

    一方でUGCは、一般ユーザーにとって信頼性の高いコンテンツだといえます。
    なぜなら、お金を支払って商品を手に入れた消費者の生の声で、リアリティがあり、共感されやすいから。一般ユーザー目線での投稿なので、商品を購入したときのイメージがつきやすくなります。

    また、UGCのメリットは信頼性だけではありません。

    一般ユーザーの投稿は、商品やサービスが、ユーザーならではの着眼点で紹介されることもあります。
    そのため、企業が想定していなかった利用シーンや商品メリットなどの発見につながり、企業に新しい視点を与えてくれます
    企業は、UGCで得た情報を、商品開発やサービス改善に役立てることができます。

    UGCで注文率が130%アップ⁉︎ 商品ジャンルにおける活用パターン

    visumoはこちらから

    UGCの活用が注目されるなか、visumoは「visumo social(ビジュモ ソーシャル)」というツールを提供しています。

    「visumo social」とは、Instagramに投稿された写真や動画を、ECサイトで活用し、商品訴求力を高めるビジュアルマーケティングツールです。ECサイト内に、Instagramの投稿を表示できます。

    visumo socialとは?

    ECサイトに表示されたInstagramの写真(または動画)をクリックすると、モーダルウィンドウが立ち上がって「Instagramの写真(または動画)」「テキスト」「関連する商品アイテム」が表示されます。
    そして、そのままECサイトの商品詳細ページに遷移することが可能です。

    モーダルウィンドウとは?

    ページ遷移するのではなく、子ウィンドウとして立ち上がるもの。

    ユーザーがウィンドウ内で指定された操作に対して応答するか、キャンセル操作をするまでは、ほかのウィンドウを開けないのが特徴です。

    ツールの違い

    ポイントは、モーダルウィンドウが立ち上がることによって、ユーザーをサイト内で回遊させられ、離脱を防げること。

    ECサイト内に表示されているInstagramの投稿から商品詳細ページまで、導線がしっかり設計されており、そのまま買い物できることです。

    導入企業の注文率は、平均して110〜130%アップしています。

    活用パターン

    そんな「visumo social」を導入する企業の半数以上が、UGCを活用しています。

    ECサイトの商品ジャンルごとに活用パターンが異なり、

    • インテリア・雑貨のECサイトだと「 UGCとオフィシャル投稿 」
    • アパレルのECサイトだと「 UGCとスタッフコーディネートのオフィシャル投稿 」
    • 美容・コスメのECサイトだと「 UGC+インフルエンサー投稿とオフィシャル投稿 」
    • 食品は「 レシピのUGC+インフルエンサー投稿とオフィシャル投稿 」
    となります。

    では、ECサイトのジャンルが違うと、UGCの活用方法はどう変わるのでしょうか?

    そこで次は、「visumo social」を導入する企業のジャンルごとの事例を紹介していきます。

    家具・コスメ・アパレル! ECサイトのインスタグラムUGC活用事例

    【家具・インテリアジャンル】 UGC活用事例/株式会社関家具 様

    株式会社関家具が運営する、家具・インテリアジャンルを取り扱うECサイト「CRASH GATE(クラッシュゲート)」のインスタグラム活用を見ると、ポイントが2つあります。

    それは「見込み顧客の購入を後押し」「コミュニケーション」です。

    ポイント① 見込み顧客の購入を後押し

    関家具さんのUGC

    ECサイトに掲載されている、プロが作り込んだインテリアコーディネートの写真はすてきで憧れるもの。しかし、家具を買おうか検討している見込み顧客は、「自宅に家具のサイズやカラーが合うのかわからない」と不安を抱えています。

    プロのコーディネートの情報しか掲載されていないと、「すてきだけど生活になじむのだろうか」と心理的なギャップが生じてしまうのです。
    その結果、購入を躊躇することになってしまうかもしれません。

    この一般ユーザーが抱える心理的ギャップを埋め、購入を後押ししてくれるのがUGCです。

    一般ユーザーの投稿は、近い距離感で商品をチェックできるので、自分の家に家具が置かれているイメージを掴みやすくなります。

    プロのコーディネートの写真然り、自社で写真撮影をするとなると、「運送会社の手配・家具の搬入→スタジオの手配・セッティング・撮影→家具の搬出」というフローを踏むため、多くのコストと手間をかけなければなりません。しかし、UGCであれば、撮影準備すら必要なし。一般ユーザー目線に立った写真を、コストも手間もかけずにECサイトへ掲載できるのです。

    UGCは、ECサイトにとっての大切な資産ともいえるでしょう。

    ポイント② コミュニケーション

    UGCを活用するには、自社ECサイトの商品について投稿している一般ユーザーに対して、利用許諾のメッセージを送らなければなりません。

    「visumo social」には利用許諾メッセージ対応の機能があり、CRASH GATEも利用しています。

    掲載の承諾のとり方

    自分の撮影した写真が公式サイトに掲載されるのは、ユーザー心理としてはうれしいもの。
    ユーザーに利用許諾のメッセージを送ると「いつも製品使っています!」「Instagramでも好評で気に入っています!」といった好意的なメッセージが返ってくることが多くあります。

    このやりとりは一見、ただの利用許諾の業務連絡に見えるかもしれません。
    しかし、ライトなやりとりで親近感が湧くという、ユーザーとの良質なコミュニケーションが発生しています。

    コミュニケーションを取ったユーザーは、ロイヤルカスタマーとなり、リピートにつながりやすくなるでしょう。

    そして、この流れをDMではなく「コメント欄」という公の場で行うことで、ほかのフォロワーの目に触れる機会が増えます。
    すると、「ユーザーと距離感が近いブランドで気になる」と興味をもってくれて、フォローにつながる可能性もあるのです。

    【コスメジャンル】 のUGC活用事例 /スキンケア系

    さまざまな角度で撮影した写真と、レビューのごとくリアルな感想が書かれたテキストが集まるUGC。
    その特性を生かし、多くのコスメジャンルのECサイトでは、UGCをレビューのような見せ方でサイト内に掲載しています。

    写真だけではなくテキストも一緒に載せることによって、ユーザーの感想を読んでもらい、興味をもってもらう。そして、その投稿をクリックした先で、そのまま商品詳細ページへ遷移して、商品を購入してもらえるようになっているのです。

    スキンケア用品などのコスメを取り扱う会社様では、あえてあまり日の目を見ない商品のInstagram投稿を、レビューのような形でECサイトに掲載しています。

    その結果、ユーザーの関心を引くことに成功し、これまでにない好調な売れ行きでランキングの上位に入りました。

    【コスメジャンル】 のUGC活用事例 2 /株式会社イオンフォレスト 様

    BODY SHOPの例

    株式会社イオンフォレスト様が運営する、スキンケア用品などのコスメを扱うブランド「THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ)」では、「あなたのベストコスメを教えて!」というフォトキャンペーンを開催しました。

    該当するハッシュタグをつけた一般ユーザーの投稿をズラッと集め、盛り上がり感のある特設ページを作成しています。
    キャンペーンをきっかけに投稿するユーザーが多いので、UGCが集まりやすい環境を構築できるのがポイントです。

    そして、キャンペーンが話題になることで、盛り上がりを見たユーザーが「自分も投稿してみようかな」と行動に移してくれる可能性が高まります。

    UGCがさらなるUGCを呼んだ結果、ECサイトや商品の認知拡大にもつながるでしょう。

    【アパレルジャンル】 UGC活用事例 1 /株式会社マーキーズ 様

    子供服系はUGCの利用を喜ばれる傾向

    株式会社マーキーズ様が運営する、子供服を扱うブランド「MARKEY’S(マーキーズ)」では、「オフィシャル投稿」と「UGC」をうまく組み合わせてECサイト内に掲載しています。

    自社と一般ユーザーの投稿をミックスさせることで、より着用感がリアルに伝えられ、一般ユーザー目線に近づけたコーディネートの提案が可能です。

    キッズ系のジャンルは、Instagramの投稿が集まりやすい傾向があり、公式サイトに載せると親にも喜んでもらえます。利用許諾のメッセージなどでコミュニケーションを重ねると、Instagramのフォロワー増加にもつながるでしょう。

    【アパレルジャンル】 UGC活用事例 2 / D2Cインナーブランド会社様

    D2Cインナーブランド会社様では、オフィシャル投稿とUGCのほかに、インフルエンサーの投稿も活用しています。

    企業はコストをかけてインフルエンサーを起用しているため、インフルエンサーの投稿をInstagram内だけに収めておくのはもったいないでしょう。

    インフルエンサーのインスタグラム投稿は、さすが多くのフォロワーを獲得しているだけに、撮影アングルも凝っていますし、写真に文字を入れるなどのアレンジもされています。
    そのため、リアリティのあるUGCとはまた違った魅力があるのです。

    動画コマースを簡単にスタートできる! IGTVの活用

    さらに今注目されているのが、Instagramの動画投稿「IGTV」。
    5月の緊急事態宣言下において、特にアパレル系の企業様でIGTVの利用率は50%ほど増えたというデータもあるくらいに積極活用され始めています。

    インスタグラムの動画には「Feed」「Stories」「IGTV」の3種類があり、違いは以下の通りです。

    通常の投稿と同じ画面に表示される動画「Feed」の投稿は1分以内という投稿時間の短さですが、「IGTV」では1分から最大60分までの長さで動画の投稿が可能。1つのコンテンツづくりにもってこいとなっています。

    Instagram内動画早見表

    「visumo social」を利用する企業のなかには、自社サイト内でIGTVに投稿した動画を活用する企業が増えています。

    IGTVに投稿した動画アーカイブを、自社サイト内にひとつのコンテンツとして表示させることが可能です。

    また「visumo social」は、2020年7月から新しく、IGTVやFeedを活用し、スピーディに動画コマースをスタートさせられるよう仕様を変更しました。

    IGTV系新サービス

    ひとつのページ内に、「IGTVやFeedの動画を表示するエリア」「IGTVやFeedに映っている関連アイテムを表示するエリア」「補足の文章コメントを入れられるエリア」があり、お手軽に動画コマースを展開いただけるようなサービスになります。

    インスタグラムで動画を配信しても、すべてのユーザーがチェックできるわけではありません。
    そのため、自社サイトにもIGTVやFeedの動画を載せることで、より多くのユーザーに訴求できるでしょう。

    まとめ/InstagramのUGCをうまく活用して、ECサイトの成長につなげよう!

    急速な勢いでユーザー数を伸ばし続けるInstagramにおいて、信頼性の高いUGCを活用することは、ECサイトを成長させるうえで有効な手段です。

    商品の購入を後押ししてくれたり、自然なコミュニケーションを生んでくれたり、さまざまなメリットをもたらしてくれるでしょう。

    UGCをレビューのような形で掲載するのもよし、インスタグラムキャンペーンを開催するのもよし。

    自社が取り扱う商品ジャンルに効果的な施策を打って、一般ユーザー目線を取り入れたECサイトを目指してみてはいかがでしょうか?

    SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」は、「visumo social」と連携しています。

    2020年7月より、UGCマーケティングに取り組むEC事業者に向けて、futureshop利用者特別プラン「visumo social for futureshop」の提供を開始しました。

    これにより、futureshopの利用者は、システムの開発をすることなく「visumo social」の機能をご利用いただけます。
    詳細を詳しく知りたい方、興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

    今後も、セミナーや当メディア「E-Commerce Magazine」を通して、ECショップの運営に役立つ情報をお届けしていきます!

    ▼ visumo social for futureshop についてはこちらから

    ▼ 株式会社visumo

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