futureshop利用店舗さまが5部門を独占!「ネットショップグランプリ」表彰式での喜びの声を紹介
- 2021.09.062023.02.27
一般社団法人イーコマース事業協会(通称、エビス)が2009年から毎年実施している「全国ネットショップグランプリ(旧エビス大賞)」。その第13回において、最高賞である「グランプリ」を始めとする5部門のすべてを、futureshopをご利用中の店舗さまが受賞しました。ネットショップの機能やサービスの独自性に加え、ユーザーファーストの操作性や、コンテンツのクオリティの高さなどが審査員から高く評価されました。
「第13回 ネットショップグランプリ」の表彰式で審査員の方々が解説した受賞理由と、受賞店舗さまの喜びの声を紹介します。
※この記事は2021年4月10日に開催された「第13回 ネットショップグランプリ」の表彰式(オンライン)の内容をもとに構成しています。
目次
「第13回 全国ネットショップグランプリ」で5部門独占
「全国ネットショップグランプリ」は、2009年から毎年開催されており、今年で13回目を迎えました。「より良い日本のeコマースを追求している方々の育成・顕彰」を目的としたアワードであり、自薦・他薦を問わず、ネットショップを運営している事業者であればエントリーすることができます。
「第13回 全国ネットショップグランプリ」では前年を上回る195社がエントリーしました。会員による投票や、専門家を交えた審査委員会による審査を経て、「グランプリ」「準グランプリ(2社)」、「特別賞(日本ネット経済新聞賞、ネットショップ担当者フォーラム賞)」の合計5社が受賞。大変光栄なことに、グランプリを始めとする5部門のすべてを、futureshopを利用中の企業さまの自社ECサイト(本店)が受賞しました。
- グランプリ:株式会社ヤッホーブルーイング「よなよなの里」
- 準グランプリ:株式会社クロシェ「CLOCHE ONLINE SHOP」
- 準グランプリ:有限会社フレックス「PAJAMAYA IZUMM」
- 日本ネット経済新聞賞:株式会社早和果樹園「紀州 有田みかん 早和果樹園」
- ネットショップ担当者フォーラム賞:株式会社小島屋「小島屋」
各店舗さまの受賞理由とは?喜びの声も紹介
受賞した店舗さまは、どのような点が審査員から評価されたのでしょうか。表彰式で審査員の方々が解説した受賞理由(評価されたポイント)や、受賞店舗さまが語った喜びの声を紹介します。
グランプリ:株式会社ヤッホーブルーイングさま「よなよなの里」
株式会社ヤッホーブルーイング「よなよなの里」
受賞理由(評価されたポイント)
- スマホサイトは、利用者にストレスを感じさせないインターフェースになっている
- ショッピングサイトから躍動感とエンターテイメント性が感じられ、思わず買いたくなる演出が随所に盛り込まれている
- ブランディングとマーケティングが共存する、最強のサイト
- 作り手や売り手の「好き」という感情が隅々から伝わってくる。それにもかかわらず、売り込まれている印象はまったくなく、絶妙なさじ加減
- これだけの熱量は、なかなか真似できない。独特の世界観をうまく伝えることができている
- 商品のことを知らなくても、このサイトを訪れると、店頭で商品を見かけた際に手に取ってしまうほどの引き込み力がある
喜びの声(株式会社ヤッホーブルーイング 望月卓郎さん)
今回は大変栄誉ある賞をいただき、本当にありがとうございます。弊社は20年以上、EC事業を運営してきました。これまで、ショッピングモール(ECモール)では何度か賞をいただいたことがありますが、自社サイト(本店)が賞をいただいたのは初めてです。本当に嬉しく、スタッフ一同喜んでおります。
このようなサイトを作りたいと思ったきっかけは、3年ほど前、さこっち(株式会社ユウキノイン・酒匂雄二さん)から「よなよなさんは、対外的に発信できるコンテンツが溢れるほどあるのに、なぜそれを使わないのですか?」と言われたことでした。EC業界の仲間がサイト作りのヒントをくれて、そのことが今のサイトにつながりました。仲間にとても感謝しています。
サイトを訪れるお客さまの数は、約3年前と比べて、4〜5倍ほどに増えました。ビール会社として世の中に伝えていきたいことを、多くの皆さまに発信できるサイトになってきたと思います。しかし、まだまだ、これで終わりではありません。今年7月にサイトリニューアルを実施し、近年伸びているサブスクリプションサービスの部分を大幅にアップグレードする予定です。
今回の受賞を励みにしていきます。あらためて、社員一同を代表してお礼申し上げます。
準グランプリ:株式会社クロシェ「CLOCHE ONLINE SHOP」
株式会社クロシェ「CLOCHE ONLINE SHOP」
受賞理由(評価されたポイント)
- 靴や服など複数のブランドを1つのサイトで販売し、ブランドごとにサイトデザインの世界観を変えている
- ブランドごとの商品特性を引き出すために、見せ方が工夫されており、その工夫がユーザーにとって使い勝手が良いものになっている
- カラー検索など、商品を探しやすい機能が備わっている
- スタッフによる試着コメントやコーディネートを掲載しており、「好き」や「楽しさ」といった感情が伝わってくる
- コーディネート紹介ページで、マネキン買いができる
喜びの声(株式会社クロシェ 村岡乃里江さん ※写真右)
このたびは、ありがとうございます。評価していただいたスタッフコーディネートのコンテンツなどは、昨年から本格的に取り組んできました。今日も同席している香川さん(写真左)は靴のショップの店長として、ページ制作も自分で行っており、すごくクイックにページの改善を進めてくれています。
カート会社であるフューチャーショップさん、デザイン会社のソレプロさん、SEOは酒匂さん(株式会社ユウキノイン)など、みなさまにサポートしていただきながら、なにより会社のスタッフが一丸となって、ECに取り組むことができています。これからも頑張りたいと思います。ありがとうございました。
※クロシェ様の実店舗スタッフがECで活躍するキッカケを生み出したスタッフコーディネート投稿サービス「STAFF START」については、下記の記事をご確認ください。
準グランプリ:有限会社フレックス「PAJAMAYA IZUMM」
有限会社フレックス「PAJAMAYA IZUMM」
受賞理由(評価されたポイント)
- パジャマという商材を、とことん掘り下げてECサイトのコンテンツを作っている
- ギフトシーンや商品の体験シーンなどを想起させる、さまざまな演出が織り込まれている
- 「寝る」「くつろぐ」「ホッとする」というショップのコンセプトが、デザインによって非常にうまく体現されている
- ユーザーが知りたいことを、情報としてうまく表現できている
- 各種コンテンツを通じて、商品の品質の良さが十分に伝わってくる
- 単なるギフトECではなく、顧客が贈り物をするときに、贈る相手に対して感謝の気持ちを伝える「体験」を売っている(コト消費を実現している)
喜びの声(有限会社フレックス 高柳眞木子さん ※写真左から4人目)
ありがとうございます。1年半前にサイトリニューアルの話が出てから、みんなで頑張って力を合わせてサイトを作り上げてきました。私たちが目指してきたことや、やりたいと思っていたことを、審査員の方に評価していただけて本当に嬉しいです。
リニューアルの過程では、コンテンツの量とサイトの使いやすさのバランスを取るために、試行錯誤しながら、本当に長い時間をかけてサイトを作りました。ウェブチームだけではなく、会社のみんなで作り上げたサイトです。これからも色々と、ご指導いただけると嬉しいです。本当にありがとうございました。
日本ネット経済新聞賞:株式会社早和果樹園「紀州 有田みかん 早和果樹園」
株式会社早和果樹園「紀州 有田みかん 早和果樹園」
受賞理由(評価されたポイント)
- 6次産業を体現したネットショップの好例
- トップページは商品カテゴリやランキング、果樹園の紹介、ギフトサービス、頒布会の案内など、コンテンツが過不足なく配置されている
- 必要な情報を見つけやすく、商品を探しやすいデザインになっている
- シンプルな構成は、ショップの売りであるミカンそのものへの自信の表れとも感じられる
- 商品の画像はとても美しく、美味しさが伝わる
喜びの声(株式会社早和果樹園 秋竹俊伸さん)
このような賞に選んでいただき、ありがとうございます。私は農業者としてスタートし、ミカン一本でやってきました。こういった形でネットの賞をいただけるとは、想像すらしていませんでしたので、本当に嬉しいです。
現在、私はネットショップの運営から一歩引いており、ページ構築などは若いスタッフに任せています。ですから、まずはうちのスタッフに、おめでとうと言いたいです。そして、コンサルタントのヨリさん(株式会社二天紀・山本頼和さん)や、にんじゃさん(株式会社にんじゃ・漁崎修市さん)など、いろいろな方に助けていただきながらページを作ってきた、その集大成だと思っています。
今回の受賞を機に、これまで以上に、弊社の商品である和歌山の有田ミカンをPRしていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。本日はありがとうございました。
ネットショップ担当者フォーラム賞: 株式会社小島屋「小島屋」
株式会社小島屋「小島屋」
受賞理由(評価されたポイント)
- スマホの画面下のタグバーにメニューやログイン、初めて利用する人向けの誘導を設置し、画面上部にカゴやトップページへの誘導を設置するなど、スマホに最適化されている
- スマホ画面の下部のタブバーと、画面上部のカゴボタンから、カート内の商品を確認できるようにしているのは、スマホの買い物を意識した素晴らしい設計
- スマホサイトは、LINEやFacebookといった多くのユーザーが日常的に使うサービスのUIに近い設計になっており、訪問者は慣れ親しんだUIで小島屋のECサイトをストレスなく使える
- レシピコンテンツを増やすことで、外部の検索エンジンからの流入を獲得し、カテゴリページへとスムーズにユーザーを誘導している。さらに、カテゴリページにカートボタンを置くことで、画面遷移を減らし、ユーザーの消費意欲を下げることなく購入につなげている
- スマホの縦長のページでもコンテンツを見てもらえるように、小島屋店主のキャラクターがページ中段で登場し、商品説明の補足を加えるなど、メリハリのあるサイト設計になっている
喜びの声(株式会社小島屋 小島靖久さん)
ありがとうございます。スマホへの最適化は、コンサルタントのヨリさん(株式会社二天紀・山本頼和さん)や、さこっち(株式会社ユウキノイン・酒匂雄二さん)など、いろんな人たちに協力してもらって作り上げたものです。画面遷移の導線はデザファミの大谷さん(株式会社デザインファミリー・大谷将大さん)にも協力していただきました。僕一人では、とても実現できなかったことなので、本当に作っていただいた皆さんに感謝しつつ、ありがたく賞をいただきたいと思います。
今後はPCのサイトも褒められるように、一層頑張ろうと思います。素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうございました。
まとめ
表彰式の総評では、イーコマース事業協会の岡村篤理事長が「例年にも増して、充実した店舗が集まった中で、独自性があり、顧客との関係性がより身近に感じられる店舗が入賞したように見受けられます」とコメントしました。受賞した店舗さまが、お客さま(エンドユーザー)との関係づくりを大切にしている点を、高く評価されたことは弊社としても大変喜ばしいことでした。
また、受賞者コメントの中で、制作会社やコンサルティング会社の方々に言及する店舗さまが多かったことも印象的でした。弊社は、futureshop でのサイト構築にお困りの店舗さまに対して、futureshopの活用に精通した制作会社さま(パートナー企業)をご紹介しています。パートナー企業さまによるサポートが、店舗さまの成功の一助となったことは、弊社としても喜ばしく、パートナー企業さまにも感謝申し上げる次第です。
弊社は今後もECプラットフォーム「futureshop」をより使いやすく、時流に合ったシステムへと改善し続けます。また、カスタマーサポートに一層力を注ぐとともに、各種セミナーや勉強会などを充実させ、店舗さまの成功を後押ししてまいります。