複数ブランド展開!攻めの自社EC運営とは?人気スポーツアパレルメーカーにインタビュー【futureshop ✕ EC Booster事例】
- 2020.01.172024.01.30
ニッキ―株式会社は1950年設立のスポーツアパレルメーカーです。国内外の著名スポーツアパレルブランド商品の企画・製造・販売を行っています。
今回は、ニッキ―株式会社が展開するECサイト「FILA SPORTS」「Ocean Pacific」「LOUDMOUTH」の自社EC運営、EC Boosterの導入、今後の展望について、NET事業部の後藤航平様 栗生賢一様にインタビューいたしました。
聞き手はGoogleショッピング広告を最適化する「EC Booster」の提供元である株式会社フィードフォースさんです。
目次
「生活が楽しくなるお洒落なスポーツアパレルを提供する」業界トップメーカーとしての実績と目指す世界
ー 貴社の概要について教えてください
ニッキー株式会社 後藤様(以下、社名略): ニッキーは国内外の著名なブランドを取り扱うスポーツアパレルメーカーです。
ブランドライセンスを取得し、商品の企画・製造・販売までを行っております。
スポーツ分野では、サーフ・ゴルフ・フィットネスを中心に、あらゆる販売チャンネルにおいてマーケティングを駆使し、ニッキーだけが唯一デザインできる独自性の高い商品を、日本全国に販売しております。
スウィムウェア部門においては、市場シェア10%~20%を占める業界トップメーカーとしての地位を築いております。
弊社では商品について「生活が楽しくなるお洒落なスポーツアパレルを提供する」というこだわりを持っています。
ただ着飾るだけではなく、一着のウェアを通して健やかで心豊かなライフスタイルまで提案できてこそ、ニッキーとしてお届けする価値のある商品と考えています。
ニッキー株式会社 栗生様(以下、社名略): この想いは、商品開発だけでなくあらゆるマーケティング施策にも反映されています。
例えば、コーポレートサイトのファーストビューには現在「「着る」を通じて世界を変える」というメッセージを掲載しています。
この想いは全ての部署で共通して目指すミッションであり、各部署の取り組みに反映されています。
我々の事業部では自社ECを運営していますが、それぞれのブランドの魅力を十分に引き出しつつ、より多くのお客様にファンになっていただくために、ということを常に考えています。
ー 貴社展開ブランドの販促について教えてください
後藤様: メーカーですので、あらゆる販売施策を展開しております。
全国に直営店舗を構えつつ、卸売も行っておりますし、ウェブ上の施策でいえば自社ECとモール両方に取り組んでいます。
また、やはり商品の特性として季節ごとの新商品は非常に重要ですので、東京本社・大阪本社の各拠点で新商品展示会を定期的に開催しています。
栗生様: 自社ブランドをいかに伸ばすか、ということが非常に重要になりますので、世界観を表現できる施策に注力しています。
例えば直近では2019年5月23日(木)に、LOUDMOUTHとして日本初の公式ショップ「LOUDMOUTH YOGA 本町店」をオープンしました。
LOUDMOUTHというブランドは柄の豊富さがブランドの特色ですので、商品の多様な柄を楽しんでいただけるような店舗設計と商品陳列を心がけています。
こういった施策を通じて、各ブランドの魅力をお客様に伝えて、ファンになっていただくことを目指しています。
ブランドの世界観を表現するための自社EC運営において、複数ブランド複数店舗を展開する秘訣とは
ー 貴社の自社EC運営の体制について教えてください
栗生様: ブランドを取り扱っておりますので、自社ECは弊社では最重要の施策の一つとして認識されています。
自社EC開設当初は担当2人でスタートし、その後徐々に人数が増えて現在では5人のチームになっています。
また、自社EC専属ではないですが、撮影などを担当するメンバーも社内におりまして、そういった別のチームにも協力をいただいています。そのため関係者でいうとさらに多くなります。
ウェブ上での販促の重要性は年々高まっておりますので、自社ECの数や取り扱うブランド数もどんどん増えています。
後藤様: 弊社での自社EC運営は、基本的には1人1サイトという方針となっており、担当者が全ての業務を進行していきます。
そのため一時的に業務負担が大きいこともありますが、自社EC運営チーム内での協力や、別部署のメンバーからのサポートもあり、運営をスムーズに進められる環境が整っています。
例えば私は元々、自社ECではない部署から移動してきましたので、そういった経験も活かしながら多くのメンバーと連携して自社EC施策を進めています。
別部署との連携という意味では、弊社では卸から実店舗運営まで取り組んでいますが、在庫管理や売れ筋情報などは特に連携して、ブランドとして成果を最大化できるよう心がけています。
ー 自社ECでの集客施策について教えてください
後藤様: ウェブ広告を代理店にお願いしており、Googleをはじめとして各種広告に取り組んでいます。
商品と各広告媒体の相性の良さや季節性なども加味して、広告成果を確認しながら予算の調整や停止再開の判断を行っています。
代理店さんには月に一度の定例会にて今後の相談などをしています。
例えば商品の企画などには、どういう広告の反応が良かったか、というデータが参考になりますので、そのあたりは非常に助かっています。
栗生様: またSNSも各ブランド単位で運営し、ブランドの世界観を伝えられる商品画像をお客様にお届けしています。
プロ契約していただいているスポーツ選手もいらっしゃいますので、例えば大会優勝などのニュースがあれば、そういった写真もSNSを通じて公開しています。
それ以外では、実店舗や展示会と連携して、自社ECでの購入用のクーポン付きフライヤーの配布なども行っております。
最重要施策の自社ECへEC Boosterをすぐに導入、背景と目指すこととは
ー 自社ECへのEC Boosterの導入経緯について教えてください
後藤様: 自社EC運営の目的はブランドへのファンを増やすことですので、新規ユーザー集客は常に注力したい施策と弊社では認識しています。
新規ユーザー集客施策としてGoogleショッピング広告に挑戦したことがあったのですが、非常に手間がかかるということで挫折していました。
とはいえ効果が良いことはわかっておりましたし、商品画像をお客様に届ける経路を増やせることは非常に魅力的ですので、挑戦したいと考えていました。
栗生様: EC Boosterについては、2018年に行われたセミナーに参加して知りました。
Googleショッピング広告が簡単に開始できる、ということで興味を持ちました。
各ECサイトのリニューアルを2019年当初進めていましたので、それが完了した4月にはすぐに申し込んで、まずはOcean PacificとLOUDMOUTHでの利用をスタートしました。
ー EC Booster導入の感想について教えてください
栗生様: 説明を受けていた通り、EC Boosterの登録は簡単に完了できましたし、広告配信開始後も特に業務負荷はないので、非常に負担が小さく満足しています。
広告成果のサマリー画面も、毎日最新のデータが更新されますし非常にわかりやすい構成になっていますので、常に開いて確認できるようにしています。
後藤様: 広告成果については、やはり季節性のある商材ですので、変動は生じています。
ただ全体として広告成果は改善傾向であり、特に7月には非常に好調でした。
これはEC Boosterを利用しない手はないな、ということで、8月からはFILA Sportでも利用を開始しています。
サービスとして非常に満足しており、長く活用していきたいと考えています。
ー 検索キーワードレポートの感想を教えてください
後藤様: この機能には非常に助かっています。
売れ筋の情報は自社ECだけでなく各販促施策や、来年の商品企画などに活用する非常に重要なデータです。
これが毎日リアルタイムで確認できますので、スピーディに各施策に反映できています。
EC Boosterを継続することで、このデータがどんどん蓄積されていきますので、今後ますます活用の幅が広がると期待しています。
アパレルメーカーとして、今後目指す自社EC運営とは
ー 今後の貴社展望について教えてください
後藤様: EC Boosterには自社ECの集客およびユーザーニーズの調査という役割の中心を担ってもらいたいと考えています。
集客はEC Boosterにお任せしつつ、購入率改善やブランドの世界観の表現については、弊社で注力して取り組んでいきます。
例えば商品画像は特に、Googleショッピング広告の成果に直結しますし、世界観の表現という観点でも重要ですので、会社として今後注力していきたい対象と認識しています。
自社ECの各種施策について改善しつつ、自社ECは今後より拡大していきたいと考えていますので、自社ECの数および取扱いブランド数も増やしていきたいと考えています。
最終的には、ニッキー株式会社として目指している「生活が楽しくなるお洒落なスポーツアパレルを提供する」というところを追求していきたいです。
ー インタビューのご協力ありがとうございました。一緒に自社ECを成長させていきましょう!
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