【無料でEC集客】Google無料リスティングの 攻略法と成功事例を解説!
- 2021.05.262024.01.30
2020年10月、Google 無料リスティングという新しい集客手法が登場しました。
しかし「実際にやってみたものの、思うような成果が出ない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで株式会社フューチャーショップでは、『「Google無料リスティング」最新事例と成功の秘訣を徹底解説!』と題したオンラインセミナーを開催。
スピーカーとして登壇したのは、このような課題に対して1,000社以上の導入実績をもつ株式会社フィードフォースの森一真さんです。
「Google無料リスティングとはなにか」という基本から、実際に成功しているショップの共通点や成果を出すコツなどについてお話していただきました。
本記事はそのセミナー内容をレポートにまとめてお届けします。
✓ 自社ECの集客で悩んでいる
✓ Google無料リスティングで成果を出す方法を知りたい
という方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
新しいEC集客手法「Google無料リスティング」とは
Google 無料リスティング(以下、無料リスティング)とは、「Google 検索のショッピングタブ」に無料で商品を掲載できる枠のことです。
もともと、ショッピングタブには有料の広告枠しかありませんでした。しかし新型コロナウイルス感染症により、ECの利用者が大きく増加。ECを新しく立ち上げる事業者も増えたことから、Googleが2020年10月に無料リスティングを新たに公開しました。
これにより、商品を掲載できる枠が「有料・無料」の2つに増えたというわけです。
無料といえども、検索結果に表示される面積は意外と大きいので、上手に活用すればコストを抑えつつ売上アップを狙えます。
今、Google無料リスティングを行うべき理由
ネット上で商品を販売するなら、無料リスティングを使わない手はありません。
そのくらい強くおすすめする理由は、やはり「完全無料で集客できる」という点にあります(ほぼすべての業種で配信可)。
✓ 本当に全部無料なの?
✓ オプションで別途費用は発生しないの?
といった声を聞くこともありますが、すべて無料ですのでご安心ください。
さらには、検索結果上における表示回数、クリック数、クリック率のデータも収集できます。
そのデータをもとに商品マスタを改善し、データの変化を見て、売れ筋やトレンドなどを見つけたらサイトを充実させていく。このような成長のサイクルを、無料リスティングを起点につくることもできます。
実際のGoogle無料リスティングの成功事例を公開!
ここからは、実際に無料リスティングを行って成功しているショップをご紹介します。
無料リスティング経由で「月1,000クリック以上」のアクセス数を獲得しているショップを集めました。ご自身で取り扱っている商材と照らし合わせながら、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
【成功ショップ事例①】アパレル系ショップの場合
こちらは、多数のブランドを取り扱っているアパレル系ショップの例です。
- 表示回数:51.2万
- クリック数:2,880
- クリック率:0.6%
「月間アクセス数が2,880件」なので、仮に購入率が1%だったとしても、約28件は広告費ゼロで売上を上げることができたことになります。
【成功ショップ事例②】インテリア系ショップの場合
こちらは、机や椅子などの家具全般を取り扱うインテリア系ショップの例です。
- 表示回数:26.03万
- クリック数:1,584
- クリック率:0.6%
自社データを分析すると、他業種に比べてインテリア系やアパレル系は無料リスティングで高い成果を出している傾向にあります。
もしこれらに関する商材を取り扱っている場合、無料リスティングと相性が良い可能性が高いので、一度試してみるのがおすすめです。
【成功ショップ事例③】スポーツ用品ショップの場合
こちらは、テニスに特化したスポーツ用品ショップの例です。
- 表示回数:23万
- クリック数:1,322
- クリック率:0.6%
成功ショップに共通している4つのポイント
先ほどの成功事例も含め、数多くのデータを分析すると「月1,000件以上のアクセス数を獲得しているショップ」には複数の共通点があることが分かりました。
そのポイントが以下の4つです。
- 商品点数が多い(目安としては100点以上)
- 検索量の多い商材を取り扱っている(ブランドが有名、需要が大きいなど)
- 化粧品・コスメ以外のジャンルを取り扱っている
- 商品データやビジネス情報が適切に記載されている
無料リスティングを実施するショップが増えている中、自社サイトがまだやっていないとなると、お客様が競合に流れてしまうおそれがあるからです。
ただし、化粧品・コスメをメインとするショップは商品点数が少ないことが多く、苦戦している印象があります。そのため、集客の施策としては優先度を下げたほうがよいかもしれません。
Google無料リスティングの掲載の仕組み (配信までの流れ)
実際に無料リスティングに掲載する流れは、大きく5ステップです。
- Google Merchant Center のアカウント開設
- アカウント経由で自社のECサイトを認証
- 検索結果上に表示する商品データを送信
- Googleが掲載してよい商品か厳格に審査
- 審査をクリアしたら、無事に掲載
アカウントの開設は無料でできますので、無料リスティングを検討している方はぜひ登録を進めてみてください。
Google無料リスティングの攻略方法3つ
ここからは、無料リスティングの運用における攻略ポイントをお伝えします。
結論、無料リスティングで成果を上げるには「信頼できるショップ」であることが一番重要です。
お客様から信頼され、Googleからも信頼される理想の状態を目指せば、検索結果に商品が表示されやすくなり、高い集客効果を狙うことができます。
では具体的にどうすればいいかというと、ショップの「信頼スコア」を伸ばすことが大切です。
- 商品データ
- ページの利便性
- お支払い能力
それぞれの内容や伸ばし方について、一つひとつ見ていきましょう。
【信頼スコアの要素①】商品データ
「商品データ」とは、Googleが検索結果上で実際に掲載するデータのことです。
具体的には、以下のようなデータが含まれます。
- 商品名
- 商品画像
- 商品説明文
- カテゴリ
- 値段
- 在庫数
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、適切に記載されていないケースの方が意外と多いです(例. 必須項目の抜け漏れ、規定以外の値の入力など)。
また、商品データの中でも特に重要な項目が2つあります。
1点目が「商品名」です。商品名は、お客様が最初に目に触れる商品情報です。
クリック率に大きく関わる要素でもあるため、商品名やブランド、属性、サイズなど商品情報をしっかり記載することが重要です(特に先頭から15文字以内に)。
そして2点目が「商品画像」。こちらも商品名と同様、クリックされるかどうかに大きく関わるところです。
そのため、商品全体がしっかりと写っている綺麗で大きい画像を使いましょう(800×800ピクセル以上推奨)。
ただし、宣伝要素(送料無料、価格、ショップ名、ロゴなど)を盛り込むのはGoogleのポリシー上NGなので注意してください。
【信頼スコアの要素②】ページの利便性
「ページの利便性」とは、お客様にとって使いやすいページやサイトであることを指します。
そもそも無料リスティングを経由してやってくる方は、ほとんど新規のお客様です。そのため、興味を持ってクリックしてくれたお客様をスムーズに購入まで導けるように、使いやすいページに改善することはとても重要です。
- https化されているか
- 配送や決済情報などが記載されているか
- 魅力的な商品名、商品画像か
- 商品がほしくなる説明文か
- ページの表示速度は遅くないか
なぜなら「ユーザーが困らずに商品を購入できた」となると、Googleから「この商品ページはユーザーにとって良いページ」と認識され、信頼スコアが上がるからです。
ページやサイトをより使いやすくすることは、回り回って集客にも効果がありますので、ぜひ押さえておきましょう。
【信頼スコアの要素③】支払い能力の証明
Googleからすると「広告費を払ってくれるショップ = 支払い能力があるショップ」であり、信頼スコアが優位になりやすいです。
そのため、無料リスティングだけでなく有料のショッピング広告も併用すると、より高い成果が期待できます。
まだ検証段階ではあるものの、併用することで
- 平均クリックが1.5倍
- インプレッションが2倍以上
になったケースもありました。
このように、ショッピング広告と無料リスティングの両方を押さえるのも、成果を上げるうえで重要なポイントです。
ただし、ショッピング広告の場合は「登録した商品データすべて」が広告として配信されます。
多くの商品に満遍なく予算をあてても、実際に集客や購入に結びつくのは一握りというのはよくあることです。大切な予算をムダにしないためにも、売れ筋商品や注力商品に数を絞り、予算を集中させた方が費用対効果も高まりますので、ぜひ試してみてください。
まとめ:Google無料リスティングで売上を伸ばそう
Google無料リスティングは、ECサイトの集客や売上を伸ばすうえで効果的な施策の一つです。
また、商品を掲載・配信するだけでなく、掲載結果のデータを取得して、そこから改善の糸口を見つけ、それをもとにまた商品を掲載して…というように、自社ECの成長につなげることもできます。
完全無料で始められるため、まずは気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ本記事の内容を参考に無料リスティングを活用して、自社ECのさらなる成長に役立てていただけたらと思います。
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