食品ECで月商300万円突破の“最短ロードマップ”!支援実績700社超のリライズコンサルティングが解説
- 2022.11.222024.01.29
「やった方がいいこと」の情報があふれ、施策の優先順位が分かりにくいネットショップ運営の仕事。「ECの売り上げを伸ばすために、いま何をすれば良いか迷っている」というEC事業者さまの悩みもよく聞きます。
そこで株式会社フューチャーショップは、食品業界の経営コンサルティング会社として700社以上の支援実績を持つリライズコンサルティング株式会社の吉田圭良さんをお招きし、月商300万円を突破するために必要な戦略をテーマとしたオンラインセミナー「食品×EC/D2Cの専門家が語る EC市場攻略セミナー」を2022年9月に開催しました。
ECで月商100万円、200万円、300万円という3つの壁を突破するためのロードマップや、年商1億円を越えるための戦略など、事業フェーズごとに「やるべきこと」をピンポイントで解説。特に、商品開発の段階でやるべき事前準備について、成功事例を上げながら具体的に説明してくださいました。
食品業界に限らず、さまざまな商品カテゴリにも応用できる現場目線のノウハウが満載だったオンラインセミナーをレポートします!
なお、今回のセミナーは具体的なノウハウを含むため、記事の一部を公開し、全文はホワイトペーパーに収めました。ホワイトペーパーは無料でダウンロードしていただけます。ぜひお手元に置いて日々のネットショップ運営にご活用ください。
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目次
リライズコンサルティング・チーフコンサルタントの吉田さんが登壇
リライズコンサルティング株式会社は「食」に特化した経営コンサルティング会社です。「食の多様性を再生する」というコーポレートスローガンを掲げ、食品メーカーや食品卸、食品小売、飲食店など、それぞれの立場に合わせたコンサルティングを実施しています。
各企業の個性を見つけて魅力を引き出し、業績アップへとつなげる「オーダーメイド型のコンサルティング」が特徴。コロナ禍で集客に苦しむ飲食店のEC事業立ち上げを支援するなど、商品開発や事業戦略の立案、ECのマーケティング、プロモーションまで総合的にサポートし、数々の企業の業績拡大に貢献してきました。会社としての支援実績は、中小零細企業から東証一部上場企業まで700社を超えているそうです。
オンラインセミナーで講師を務めてくださったのは、同社の経営支援チーム・チームリーダーでチーフコンサルタントの吉田圭良さん。アパレルメーカーで販売やマーケティングに携わったのち、2018年にリライズコンサルティングに入社。実務経験を生かした企業分析や消費者心理の理解を強みとし、中長期的な戦略立案を得意としているそうです。
【スピーカー プロフィール】
リライズコンサルティング株式会社
コンサルティング事業部 経営支援チーム
チームリーダー チーフコンサルタント
吉田 圭良 氏
大手アパレルブランドでの販売を経て、老舗アパレルメーカーにて主要都市4店舗統括や人材採用・育成を経験。徹底したお客様目線での営業戦略により指揮した店舗売り上げは6年連続120〜150%増。リライズコンサルティング入社後は延べ150以上のECサイトの営業実態を調査・分析した、「EC立ち上げ・活性化のプロ」。他店と差がつく高い接客力と反響が出るWEB営業(ページ)作りは、リライズコンサルティングの中でも随一。現場感覚と購入者目線での合理的な提案は、多くの経営者様にも認められている。「よいものを作っているのに売れない」というメーカーの悩みを解決すべく、全国で奮闘している。
月商100万円、200万円、300万円の壁を突破するロードマップを解説
拡大しながらも競争が激化している食品EC市場において、業績アップを続けるには何をすれば良いのか。月商100万円、200万円、300万円という3つの壁を突破するために、売上規模ごとに注力すべきことを具体的にお伝えします(吉田さん)
セミナーの冒頭にこう話した吉田さんは、「ECの売り方について、持っている情報は惜しみなくお伝えする」と強調。「今、何をすれば良いか具体的に理解していただくことが本日のゴール」と説明し、セミナーを開始しました。
注力すべきポイントを理解すれば、固有の課題が浮き彫りになります。固有の課題が浮き彫りになると、解決策も見えてくる。そして解決策が見えてくると、それを実行するのが楽しみになります。そういったポジティブな状態で明日を迎えられるように頑張っていきましょう(吉田さん)
月商100万円を突破する「後発の戦略」
月商100万円を超えるために必要な戦略について吉田さんは、「確かな実績を持つ競合がいるポジションを狙っていくこと」と説明しました。
新規顧客の獲得につながる入り口商品を作る際は、競合がいる商品、つまり消費者ニーズが顕在化していて、すでにマーケットが存在している商品を販売すべきだと強調しました。
競合がいない商品を売ることはハイリスク・ハイリターンです。市場ニーズにハマれば爆発的にヒットする可能性を秘めている反面、競合がいないということは、難易度が高いために他社が撤退したか、そもそもニーズがないために誰もやっていない可能性があり、大失敗するリスクもあります(吉田さん)
後発のEC事業者は、先行者がPDCAサイクルを回して発見した成功パターンを研究し、自社に取り入れることができます。吉田さんは「世の中で売れている商品を調査することが第一歩」と指摘。すでに売れている商品をリサーチし、自社の強みを生かして競合よりも優位性のある商品を作ることで、競合のシェアを奪いにいくことが効果的だと説明しました。
より確実に、より早く売り上げを伸ばしたいのであれば、すでに販売実績がある商品をターゲットとし、自社の強みを生かして競合のシェアを奪いにいくことが得策です(吉田さん)
【「入り口商品」を開発する3ステップ】
- 楽天市場、ヤフーショッピング、co.jpなど大手ECモールで売れている商品を調査
- 販売実績上位のショップで商品を購入し、商品の内容、価格、同梱物、配送形態などを分析
- 価格、品質、サービスといった競争軸で、競合と戦える商品を開発
「顧客が商品を買う理由」を考える
販売力の高いネットショップを作るには、消費者が購入を決断する要因(キー・バイイング・ファクター)を商品ページで訴求することが必要です。吉田さんは食品ECの価値項目として「価格優位性」「品目優位性」「品質優位性」「信用優位性」「安心優位性」を列挙し、キャッチコピーや説明文、写真などで商品の価値を訴求していく方法を解説しました。
また、食品ECの価値は「美味しさだけではない」と指摘。「商品の利用シーンによって消費者が求める価値は変わってくる」と説明し、消費者ニーズを踏まえて商品を設計することの重要性を強調しました。
商品の利用シーンや、ギフトなどの用途によって、消費者が価値を感じるポイントは異なります。商品のどの価値を尖らせて、どのようなユーザーをターゲットにするのか。そういった商品コンセプトを、事前にしっかり設計しておくことが重要です(吉田さん)
商品の価値をECサイトで訴求する
商品のコンセプトやターゲットを設定したら、それらを商品ページに落とし込みます。吉田さんは一例として、「認知」「興味」「検索」「比較」「検討」「行動」「共有」というカスタマージャーニーに合わせて売り場を作っていく方法について、事例を挙げながら解説してくださいました。
【ページ作りのポイントの一例】
- シズル感が強い写真を使う
- 写真はフリック(横スライド)とスクロールの両方に対応する
- Google検索を想定し、検索しやすいブランド名や商品名をつける
- Google検索のSEOに強い構造データにする
- 購入の強い動機付けとなるキャッチコピーを作り、ファーストビューに掲載する
- 食品ECは商品が最重要なので、写真はプロカメラマンに依頼する
入り口商品を作ったら、ECサイトの集客数や購入率などを計測し、徹底的に売り場を磨き上げてください。そして、入り口商品を軸に、本当に売りたい商品を顧客にお薦めしていきましょう。(吉田さん)
売上アップのノウハウ満載!記事全文はホワイトペーパーをダウンロード
セミナーレポートの続きはホワイトペーパーに収めました。無料公開部分を含め、月商100万円、200万円、300万円突破への具体的なノウハウを掲載したセミナーレポートの完全版は以下のページからダウンロードしてご覧いただけます。ぜひお手元に置いて日々のネットショップ運営にご活用ください。
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ホワイトペーパーに掲載されているコンテンツ
✔︎月商100万円を突破する「後発の戦略」
✔︎月商200万円突破に必要な商品開発のロジック
✔︎顕在ニーズを検索ボリュームで調査する方法
✔︎競争環境の厳しさを調査する「MD化率」
✔︎3C分析で付加価値をつける方法
✔︎月商300万円突破に必要な「お店を覚えてもらう」方法
✔︎お店を覚えてもらう7つの施策例
✔︎年商1億円を目指す3つの方法
競争激化時代にとるべき後発の戦略
セミナーの最後に吉田さんは、食品EC市場の競争が今後激化していくことも予想されることを踏まえ、「たくさんの競合がいるから新しいことをしようと考えるのではなく、たくさんの先行者から学ぶ発想が重要」とあらためて強調しました。
そして、「売れないECサイトの責任者は、どんな商品が魅力的で、どんなタイミングが適切で、どんな提案が刺さるのかを自力で考えようとしてしまう」と指摘。逆に売れているECサイトの責任者は、「売れている競合を徹底的に調べ、良いところを真似する」と説明し、「考え方を変えることが重要」と訴えかけてセミナーを締めくくりました。
ECに対する意識や考え方を少し変えるだけで、業績アップの速度が大きく変わります。後発だからこその強みを生かす。その視点を持てば、ECの売り上げを大きく伸ばすことができるはずです(吉田さん)
まとめ
今回のセミナーでは、食品ECで月商300万円を突破するために必要なことについて、ロジカルかつ具体的に学ぶことができました。商品開発の方法論や、顧客の印象に残るお店の作り方などは、食品カテゴリに限らず多くのEC事業者さまの参考になったのではないでしょうか。そして、後発参入の強みを生かした戦略は、これからEC事業を強化していく企業にとって非常に有用なものでしょう。
株式会社フューチャーショップは、EC事業者さまの業績拡大に役立つセミナーを今後も開催していきます。今後の開催予定はセミナーページで随時告知いたします。ぜひチェックしてください。
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