ホリデーシーズンの日米スマートフォン利用状況比較

アメリカでの2016年のホリデーシーズンの売上は?

米アドビ社がアメリカでECサイトに訪問した234億人を対象に調査を行ったところ、2016年のホリデーシーズン(11/1-12/20)のスマートフォンからの購入は$16.63billion(1ドル117円換算で日本円にして1兆9457億円)と、売上全体の21%を占めたことが分かりました。
スマートフォンとタブレット経由の購入を合わせた、モバイルからの購入は年々増加しているとのことです。

日本でも、2016年の11月では、ブラックフライデーを開催する実店舗やECサイトが散見されるようになりました。大手を中心に今後も定着の様子を見せており、クリスマスシーズン以外にも消費者の購買意欲を促進するイベントが増え、アメリカのホリデーシーズンに当たる時期の売上が今後も高まることが予想されます。

そこで、日本では同時期どのような購買傾向にあったかを調査しました。

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futureShopシリーズをお使いの店舗様では…

futureshopシリーズを利用中の2,200を超える店舗様では、ホリデーシーズンのスマートフォンからの購入は約70億円、売上全体の48.4%を占めていました。
この結果から、ホリデーシーズンはアメリカよりも積極的にスマートフォンからの購入が行われていることが見てとれます。

比較として2016年1月から10月までのスマートフォンからの売上比を調査すると、月平均が45.9%という結果でした。
ホリデーシーズンの方がわずかに高く、この時期はスマートフォンユーザーを意識した商品の認知から購入完了までの導線がより重要になると考えられます。

futureshopやfutureshop omni-channelでは、会員に対し購入した商品や会員ステージなどによるメールマガジンの送付先の絞込を行い、受信者に関連がある内容のメッセージ送信が可能です。

その他にも、LINEと自社ECのIDを連携し、登録者のLINEに先程挙げたような条件で絞り込んだメッセージの送信も可能です。
会員とOne-to-oneのコミュニケーションを実現し、さらにLINEというスマートフォンとの親和性が高く、顧客の気持ちにより近いところに情報を届けることにより、高い反応率が期待でき、商品の認知に効果を発揮します。

また、Amazonアカウントを利用し、スマートフォンからの初回購入者でも簡単に決済や会員登録が完了する「Amazon Pay」や、自社ECの会員がカゴの中に商品を入れたままサイトを離脱してしまった際にメールでお知らせする「futureCartRecovery」など利用が可能です。

カゴ落ち対策にも、「カゴに入れた後放棄をさせない対策」や、「カゴに入れた後でサイトを離脱しても再来訪する対策」を行うなど、多面的に対策を行うことで、
購入に必要な情報の入力がPCと比較して手間に感じるといった問題の解決や、「スキマ時間」「ながら時間」にサイトを訪問し、
ECサイトからの離脱や購入をつい忘れてしまったスマートフォンユーザーに対しての再アプローチが可能。カート投入以降の購入完了までの導線を強化することが可能です。

決済方法は何が利用されていた?

ホリデーシーズンに決済方法としてよく利用されていた「クレジットカード(スマートフォンでの利用率45.3%)」に「クレジットカード保持機能」を導入し、会員が一度入力したクレジットカード番号を保存し、リピート購入時に再入力の必要を無くす他にも、「Amazon Pay(同9.5%)」、「NP後払い(同6.1%)」の提供も、スマートフォンユーザーに対して購入しやすい環境づくりと言えます。

しかも、futureshopやfutureshop omni-channelではこれらの機能を新たに開発する必要なく、サービス申し込みやタグの貼り付けなど、わずかな準備だけで利用が可能になります。
開発にかかる時間や費用をPDCAによる認知から購入完了までの導線改善に当てることにより、さらなるEコマース事業の発展が見込めます。

出典元 : Internet Retailer: Small screens bring in big holiday sales