EC成功事例が学べるリアルイベント開催!集客アップやSNS活用の施策を公開【futureshopセミナーレポート】
- 2025.02.25
2025.02.25
EC市場のトレンドがめまぐるしく変化し、ECサイト運営の難易度が上がったと言われる昨今においても、時流に乗ったマーケティング施策を打つことで大きな成果を上げているEC事業者さまは数多くいらっしゃいます。
それらの成功事例を分析すると、成功しているEC事業者さまに共通する本質的なノウハウも見えてきました。
そこで株式会社フューチャーショップは、ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」をご利用中の店舗さまの成功事例を踏まえ、自社ECサイトの売上アップや顧客接点強化につながるアクションプランを解説するセミナーを2024年11月29日に開催しました。
商材タイプ別の集客施策やSNSの活用法、オムニチャネルを実現する方法など、EC事業者さまからのニーズが高い内容を凝縮して解説。参加者の皆さまからは「実例の紹介もあり参考になりました」「どのSNSが何に強いか、どんな時に利用したら良いかがよくわかり、これから強化していきたいコンテンツの指標になりました」といった感想もいただいています。
軽食と飲み物をめしあがっていただきながら、ディスカッション形式で質疑応答を行うなど、リアルイベントならではの内容でECの知見を深めていただいた今回のセミナー。当日のようすや、セミナーでお伝えした施策をご紹介します。
目次
フューチャーショップ東京支社内のセミナールームで開催
今回のセミナーは株式会社フューチャーショップの東京支社内にあるセミナールームで開催しました。コロナ禍以降、弊社主催のセミナーはオンラインでの開催が中心でしたが、対面だからこそ実現できる深い学びの場を作りたいという思いから、約1年ぶりにリアルセミナーを実施しました。

2024年9月に移転した東京支社のセミナールームで開催した
自社ECの集客やSNS活用などの施策を解説
第一部では、EC市場のトレンド解説から始まり、自社ECの売上アップにつながる施策やリピート率向上につながる施策、オムニチャネルを実現する方法、実店舗とECが連携したアプリマーケティングの施策などについて、futureshop店舗さまの成功事例を交えて具体的に解説しました。
- 国内EC市場のトレンド、消費者の購買行動の変化、マーケティング手法の変遷
- 商材タイプ別の集客施策
- Instagram Shopping / TikTok for Business / YouTube ShoppingなどSNSの活用法
- 業種別のオムニチャネル・ OMOの成功事例
- 実店舗とECが連動したアプリマーケティングの成功事例

株式会社フューチャーショップ 取締役 セールス・マーケティング部 統括マネージャーの安原が講師を務めた
セミナーの冒頭、安原は1990年代のEC黎明期から現在までのEC市場を振り返りながら、市場規模の推移やEC業界におけるマーケティング施策の変遷などを解説しました。
また、消費行動の変化によってECサイトの役割も変化し、単一の販売チャネルと位置付けられていた時代を経て現在は企業と消費者をつなぐ「顧客接点」としての重要性が高まっていることに言及。オンラインとオフラインを融合した買い物体験を提供する企業が増えていることや、顧客エンゲージメントを高めるためにSNSを活用することが一般的になったことなどを解説しました。
特にECサイトの集客やエンゲージメント強化においてSNSは欠かせないツールになりつつあることから、今回のセミナーではInstagram・LINE・TikTok・YouTubeの活用法についてfutureshopの店舗さまの成功事例を交えて詳しく紹介しました。

Instagramアカウントでの情報発信やUGC活用を通じてファンを増やしている店舗さまの事例を紹介。Instagramショッピングの使い方や、Meta広告の運用方法についても解説した

YouTube Shoppingを活用して自社ECサイトの集客アップやコンバージョン獲得に成功している店舗さまの事例も紹介した
オムニチャネルやアプリマーケティングの成功事例
今回のセミナーでは、オムニチャネルやアプリマーケティングなど、実店舗とECが連動して成果を上げている企業の事例も紹介しました。
オムニチャネルの成功事例として紹介したのは、卵や加工食品を販売している「大江ノ郷自然牧場」さまです。
大江ノ郷自然牧場さまは、鳥取県内で複合リゾート施設を運営しており、宿泊施設・レストラン・カフェ・土産ショップなどを展開しています。
2021年4月にオムニチャネルを開始し、ECサイトを含むオンラインと実店舗の顧客データを一元化したほか、ECと実店舗のポイントも共通化しました。レストランなどで使える会員証アプリは、ECサイトにも連携しており、アプリからECサイトへシームレスに遷移して買い物ができるようになっています。

ECサイトやアプリのコンテンツはクオリティが高く、見ているだけでその商品が欲しくなってくるような写真や記事を配信。コンテンツは社内のデザイナーさんが作成しており、レストラン・土産ショップ・公式サイト・ECサイトなどすべての顧客接点において統一したブランドメッセージを伝えている。
同社がオムニチャネルで重視していることの1つは、お客さまに実店舗での体験をアプリで追体験していただくこと。レストランを訪れたお客さまには、その日に採れた新鮮な卵や、卵を使った料理やパンケーキなどを楽しんでいただきます。さらに、帰宅後もアプリを通じてクオリティの高いコンテンツを配信し、レストランでの感動を思い出していただくことで、ご自宅でも卵や加工食品などをECサイトで購入していただいています。
会員証のアプリ化でレストランとECの相乗効果
レストランの会員証をアプリ化し、ECとの相乗効果を生み出している土佐料理司さまの成功事例も紹介しました。
土佐料理司さまのアプリの特徴は、会員登録していない仮会員の状態でもポイントが貯まること。レストランを訪れたお客さまに対して、アプリのダウンロード特典としてクーポンや割引などがあることを告知し、その場でアプリダウンロードを促します。そして、レストランで貯めたポイントを使うには会員登録する必要があるため、ポイントを貯めたお客さまが会員へと移行。アプリにはEC機能も備わっているため、会員登録したお客さまがECも利用するという流れができており、さらに会員向けにコンテンツを届けてファン化を促進しています。
こうした成功事例の詳細や取り組んでいる施策、オムニチャネルを実現するために導入したシステムの具体例などは、セミナーのアーカイブ動画でご覧いただけます。視聴をご希望の方はこちらからお申し込みください。
ディスカッション形式で質疑応答
第一部の終了後、休憩を挟んでから講義に関する質疑応答を兼ねた無料相談会をグループディスカッション形式で行いました。リラックスした雰囲気でご参加いただけるよう、会場には表参道の人気店・天馬 青山店さんの絶品カレーパンとコーヒー、紅茶などの飲み物をご用意。フューチャーショップ代表の星野も加わり来場者のみなさまに提供しました。
質疑応答では、参加者の皆さまから熱量の高い沢山のご質問をいただきました。中でも「ECサイトの新規会員獲得で悩んでいる」「SNS運用のやり方がわからない」「商品の認知向上が進まない」「コンバージョン率アップにつながる施策を知りたい」など、日々の実務で感じている課題についてディスカッションを実施。モデレーターを務めた株式会社フューチャーショップ・八木がfutureshopの機能や、futureshopが提供する無料コンサルティングや広告の運用相談サービスを活用したアクションプランをご提案するなど、すぐに実践していただけるノウハウもお伝えしました。

セミナー後、軽食と飲み物をめしあがっていただきながらディスカッション形式で質疑応答を行った
EC運営に役立つセミナーを随時開催
株式会社フューチャーショップはEC事業の強化に役立つセミナーを随時開催しています。futureshopをご利用中の店舗さまを対象としたプログラムのほか、それ以外の事業者さまもご参加いただけるオープンセミナーなどを実施しており、オンラインセミナーだけではなく、今回のような対面形式でのセミナーも実施していく予定です。今後のセミナー開催スケジュールは下記ページに掲載していますので、ぜひチェックしてください。