昨今、ネットショップの開設には様々なプラットフォームやカートサービスが誕生し、簡単にオリジナルのショップを持てるようになったことから、年々ネットショップの数は増えています。また、新型コロナウイルスの影響で実店舗と併設でネットショップを開設する店舗も増えています。
そのような中、どうやったらお客様に来てもらえるのか?リピート客を増やせるのか?と悩む方も多いのではないでしょうか?また、これからネットショップや実店舗を開設する方の中には、商品の数やバラエティ、選び方に悩む方もいるのではないでしょうか?
今回は、ネットショップにも実店舗にも共通するお店運営の秘訣として、商品ラインナップの重要性についてお伝えします。
本記事はアパレル・雑貨の仕入れサイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーンコマース様から寄稿いただきました。
目次
まずはコンセプトやターゲットを定めてから商品を選ぶ
商品を販売する上で最も大事なのは「誰に向けて売りたいのか」というターゲット設定と、「何を扱うお店なのか」というコンセプト設定です。
この2つを明確にすることで、商品軸が定まり、お客様にも「何屋」なのかが伝わりやすくなります。それによって、ターゲット層に足を運んでもらいやすくなります。
この2つを設定したら、実際に販売する商品を仕入れていきます。
ターゲットを定めたらそのターゲットが買うような商品範囲をしっかりとイメージします。具体的には価格帯やクオリティといった軸に従い、バイヤー自身が、アイテム種別毎にここから上、ここから下の価格やクオリティの商品は仕入れないと判断することによって、そのお店が誰向けのお店かということがお客様に伝わりやすくなり、販促もしやすくなります。
商品構成を考える際、どのような商品をどの程度用意すればいいのか分からない、といった悩みを持つ方も多いと思いますが、そんなときは似たようなコンセプトやターゲットの店舗巡りをするのも商品選定のヒントになります。実店舗の場合は足を運んで、ネットショップの場合は商品ページの構成なども見てみると参考になるでしょう。
開業した方の中には、商品を仕入れる前に自分が好きなお店や参考にしたいお店に出向き、店長さんに開業のコツや運営のヒントなどを伺った、という話も耳にします。ネットショップの場合も、SNSやウェブサイトを通じてコンタクトを取ってみるのもひとつの手かもしれません。声をかけてみれば自分の経験談を教えてくれる人も多いようですし、中には仕入れ先などを紹介してもらった、といった事例もあります。
選ぶ楽しさ、わくわく感を意識した品ぞろえを
ネットショップにしても実店舗にしても、来店したお客様が「ここにくると商品を探すのが楽しい」と思ってもらえるような品ぞろえを意識することも重要です。そういった印象を抱いてもらうことで、リピーターになってもらえる可能性が高まるからです。
また、オープンしてみると自分が思っていたものと違う商品が売れ筋になる、といったこともよくある話です。どこにニーズがあるか分からない、といった点からもターゲットやコンセプトに沿いながら関連するジャンルやカテゴリーの商品をある程度揃えておいたほうが良いでしょう。特にネットショップの場合はお客様が送料を負担するケースがほとんどだと思いますが、その場合は送料無料ラインを設けると良いでしょう。そうすると、その金額に合わせて購入いただけるケースが多く、そのためにもバラエティ豊かに商品を揃えて選択肢を用意しておくことが重要となります。
BtoCと同様に、弊社が運営するBtoBのアパレル・雑貨の仕入れサイト「スーパーデリバリー」でも、各出展企業のメーカーが送料無料となる金額を設定していますが、多くの小売店や事業者の方はその金額に合わせて複数の商品を購入されています。
雑貨店などではギフト用にも使える商品がマストとも言われています。最初からギフト用としてラッピングして販売するのも良いですが、お客様がセレクトしてギフトにできるような品ぞろえを意識するのも良いでしょう。
実際に仕入れる商品を判断するにあたって
また実際に商品の品ぞろえを拡充するあたっては、新たに扱うことによって更なる売上拡充やユーザー利便性の向上がないかを考えるとよいでしょう。具体的には「ついで買い」「あわせ買い」になる商品はないか考えます。
例えば靴をメインに扱う店であれば、「ついで買い」では靴クリームや防水スプレーなどのメンテナンス商品、靴ベラ、靴紐の関連商品。「あわせ買い」であれば、靴と合わせた鞄やベルトの仕入れを検討します。
さらに、過去に他社で販売実績がある商品であれば、競合店舗での取り扱い状況(取り扱い社数、価格やポイント/クーポンの付与状況)、市場最安値で販売した場合の得られる粗利額、商品評価(モール等でのレビュー数・★の数、Amazonでの売上順位)等調べて、どのくらい売れるのか、在庫リスクや在庫回転率を考えながら仕入れを検討します。
また、お客様の声を仕入れの参考にする方法もあります。店頭やサイト上にない商品をリクエストできる仕組みを作って、要望にあった商品を取り寄せて販売するお店もあります。そうすることでゆくゆくリピーターになってもらえる可能性も高まります。
「スーパーデリバリー」では業種ごとに人気の商品を集めた特集なども随時開催しています。ネット上でよく検索されている商品なども紹介しているので、こういった情報を参考に仕入れるのも効率的です。
最初から大量の商品を仕入れるのは在庫リスクがあります。まずはこれまで記載した内容を参考にして、商品を揃えて行き、そのあとは購入したお客様の反応や実際の販売実績を見ながら拡充していくと良いでしょう。
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SNSを活用した商品の模索
トレンドの商品やこれから人気が出そうな商品を探す際に、インスタグラムやピンタレストなどのSNSを活用する方も増えています。また、SNSを通じてお客様と会話をする中で、ニーズがありそうな商品を模索するケースも増えています。
例えば、公式LINEを活用して新商品の入荷案内やセールなどのイベント案内を出したり、受注を取る際にお客様との会話の中で求めている商品の要望を聞いて新たな仕入れをする事例もあります。中にはインスタグラムやYoutubeのライブ配信機能を使って、ライブ形式でお客様に店舗紹介や商品紹介をしつつ、商品への反応を伺ったり、先ほどのようにお客様のニーズを拾っている店舗もあります。
いずれにしても、お客様とコミュニケーションを取る術が増えたことから、それを利用して潜在的なニーズを拾うケースが徐々に増えているのです。他店との差別化や独自の品ぞろえを強化するためにも、試してみてはどうでしょうか?
仕入れ商品は卸サイト「スーパーデリバリー」にお任せ
アパレル・雑貨の仕入れサイト「スーパーデリバリー」では現在約2,100社のメーカーや企業が149万点以上の商品を卸販売しており、1点からの小ロットで仕入れられる商品も多数揃っています。
小売業だけでなく、美容室やサロンといった理美容業からカフェやレストランなどの飲食店、また歯科医院や薬局、そして不動産関連やインテリアコーディネーターといった多岐にわたる業種の方にご利用いただいております。物販用の商品だけでなく、店舗用の什器からラッピング用品や装飾品なども豊富にあり、すべて事業者価格でお求めいただけます。
既存の仕入れ先以外をお探しの方や、業務用商材をお探しの方、また開業前の方でもご利用いただけるサービスです。
なお、メーカーとのコラボによるライブコマースなども随時開催中です。新商品やオススメ商品をショールームや展示会場からお届けしています。
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