入力フォームで70%が離脱?!EC初心者急増の今だから求められる新しい入力フォームの考え方
- 2020.07.092022.11.22
目次
これまでECを利用しなかった「EC初心者」が増えている
新型コロナウィルスは、日本中のあらゆる業種に大打撃を与えました。
特にリアル店舗を中心に商品を販売していた企業にとって、過去に経験をしたことがないような大きなインパクトです。
消費者は外出自粛という行動制限を受け、リアル店舗はやむなく営業自粛に追い込まれました。
その一方、唯一と言っていいほど成長したのがECです。
人との接触を避けることができるECサイトでの購入は「巣ごもり消費」と呼ばれる需要を喚起し、これまでECを利用してこなかった「EC初心者」までも巻き込んで市場を拡大させています。
弊社エフカフェのクライアント様のECサイトでも、昨年対比で約200%のEC売上を達成したところもあり、購入者に占める新規ユーザーの割合も上昇しています。
つまり、ECに慣れていないお客様がたくさん来店している状態です。
これまでEC利用に対して苦手意識があったり、どこか面倒だなと思っていた「EC初心者」であるお客様にいかにスムーズに初回購入をしていただくか。
ここが重要ポイントになります。
初めてのEC購入体験がポジティブなものであれば、コロナウィルスの状況が落ち着いた後でも、再度ECサイトを利用してもらえる可能性がぐっと高まるでしょう。
ECサイトの中でも「EC初心者」が最もつまずきやすいのが、入力フォームです。
この入力フォームでの体験を高め、スムーズな購入を実現するのが「EFOツール」です。
70%ものお客様が入力フォームで離脱してしまう
ECサイトにおいて、購入完了の直前にあるステップが「入力フォーム」です。
購入者や、お届け先など多くの情報をお客様は入力することになります。
この入力フォームで、70%ものお客様が何らかの原因で入力を途中でやめてしまい、購入を諦めてしまう(=離脱する)と言われています。
「カゴ落ち」と呼ばれる事象です。
「カゴ落ち」するお客様は「購入や申込みの意思があるお客様」であり、ECサイトにとって大きな機会損失です。
ではなぜ、これほどまでに多くのお客様が入力フォームで離脱してしまうのでしょうか。
その要因として、次のようなものが挙げられます。
- スマートフォンに最適化されておらず、入力がしづらい
- 入力項目が多くあり、入力するモチベーションが下がってしまう
- 入力エラーがあったとき、それがどこで発生しているのか分かりづらい
- 何度もエラーがでる
みなさんもこのような経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。
つまり、入力フォームはお客様にとって「最もストレスのかかるページ」だと言えます。
「EC初心者」のお客様にとってはなおさら、購入のハードルになり得ます。
こうした離脱の要因になる、お客様のストレスを解消するのがEFOツールです。
フォームの「入力支援」に特化したEFOツール「EFOcats」とは
EFOとは、「Entry Form Optimization」 の略で
申し込みフォームなどの入力フォーム改善し、最適化を行うことです。
一般的にEFOツールは、次のような機能を持っています。
- ふりがなの自動入力機能
- 郵便番号による住所検索&住所自動入力
- 半角/全角の自動変換
など
世の中にある大部分のEFOツールはこういった「入力支援」に特化しています。
ただこれでは、フォームに対してお客様が感じている「面倒」や「複雑」という問題が全く解消されていません。
そこで上記のような「入力支援機能」に加え、入力自体をシンプルでサクサクと進められるようにフォームデザインそのものを改善するようにした次世代のEFOツールが「EFOcats」です。
EFOcatsを導入すると、いまある入力フォームが「一画面一質問」の形式にデザインが変わります。
この「一画面一質問」の形式には多くのメリットがあります。
- 「ページが長く見える」ことを防止する
離脱の主な要因のひとつでである「ページが長く見える」ことが大幅に改善され、離脱を防止します。 - いまやるべきことに集中できる
不要な情報がお客様の目に入らないようになります。結果、他ページへの遷移や、迷いがなくなります。
- スマホに最適化されストレスフリー
フォントのサイズ、入力フィールドがスマホで使いやすいサイズ最適化されます。結果、入力やタップの操作性が向上します。
EFOcatsの特徴は「一画面一質問」だけではありません。
- ワンタグを入れるだけで簡単にサイトへの導入ができたり、
- 残りの入力項目数が分かる「プログレスバーの表示機能」
- どこで離脱が起きているのかが一目瞭然で把握できる「分析機能」
EFOcatsの導入事例
EFOcatsはECサイトをはじめ、数々な入力フォームに導入実績があります。
株式会社東田ドライ様が運営する、宅配クリーニング業界で注目を集めているECサイト「リナビス」もそのひとつです。
株式会社東田ドライ様では、EFOを導入する際に複数のサービスを比較検討し、その中でも「一画面一質問」と他社にはない特徴のサービスを提供しているところを魅力に感じ、EFOcatsを導入決定されました。
結果、既存フォームとEFOcatsでA/Bテストを実施し、123%という明確な改善が見られました。
その他、ECサイトではベビー用品、ブランドバッグ、アパレルなどのジャンルで導入実績があります。
また、生命保険会社、英会話学校、転職サイト、不動産、リフォーム、着物レンタルなど、幅広いサイトで導入が進んでいます。
まとめ
いまEC業界は大きな変化の過渡期にあります。
マーケットが急拡大していく中で、ECを初めて利用する方を含め、EC利用者が増加しています。
多くのお客様が自社のECサイトに来訪しても、しっかりと購入完了までのサポートができていないと、途中で離脱し、大きなチャンスロスを招いてしまいます。
ECサイトで離脱が一番多いのがカートであり、そのカートをEFOによって大きく改善することが可能になります。
特にスマートフォンのユーザーが、全体の半数を以上を占める状況で、スマホに最適化されたEFOは大きな成果を期待することができます。
EFOcats を申し込むには?
EFOcatsは、futureshopの提携サービス「EFOcats for futureshop」として提供されています。
詳しくは、下記のページをご覧下さい。
また、他のカートや、フォームにも対応が可能です。
詳しくは、EFOcatsのサービスページをご覧ください。
※この記事は 株式会社エフカフェ 住 秀明様に寄稿いただきました。