カスタマイズ性の高いECサイト構築方法は?選び方のポイントも紹介
- 2025.01.282025.01.28
「ECサイトを開設したい」「カスタマイズ性の高いECサイトの構築方法は?」
このようにカスタマイズ性の高いECサイト構築方法を探している方もいるのではないでしょうか。
本記事では、カスタマイズ性の高いECサイトの構築方法を詳しく紹介します。構築方法の選び方も解説しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
futureshopではcommerce creator(コマースクリエイター)と呼ばれるレイアウトエンジンで特許を取得しています。commerce creatorを詳しく知りたい方は、下記ページも合わせてご覧ください。
目次
ECサイト構築とは?
ECサイト構築とは、インターネット上で商品を販売するためのWebサイトを作成することを指します。ECを始めるためには自社でECサイト構築するだけでなく、複数の企業が共同で利用する「ECモール」に出店するという方法もあります。
手軽に出店できるECモールとしてAmazonや楽天市場などが該当します。認知度が高いため、集客力に優れており、出店するだけでもユーザーの目に付く可能性があります。
しかしECモールの場合、デメリットとして出店費用がかかるうえに、カスタマイズ性が劣るため、
自社商品やコンセプトに合わせてカスタマイズしたい際には、自社ECがおすすめです。
【比較表】カスタマイズ性の高いEC構築方法は?
自社ECの中でも、代表的なECサイトの構築方法のカスタマイズ性やメリット、デメリットを表にまとめました。
初期費用 | メリット | デメリット | |
ASP | 無料~100万円以下 | ・初期費用を抑えて簡単にECサイトを構築できる
・バージョンアップデートやシステムのセキュリティ対策を利用者側が行う必要がない |
・プラットフォームによってはデザインやコンテンツ管理などに制限がかかる |
オープンソース | 100~500万円程 | ・プラグインを使って自由にカスタマイズできる
・サーバーなどのインフラを自由に設計できる |
・保守管理やアップデートなどは利用者側が行わなくてはならない |
パッケージ | 500万円前後 | ・標準機能をベースに必要な機能をカスタマイズできる
・フルスクラッチよりも費用を抑えてオリジナルのECサイトを構築できる |
・パッケージ提供会社の都合でバージョンの保守が終了する可能性がある |
フルスクラッチ | 数千万円 | ・完全にオリジナルでカスタマイズ性の高いECサイトを実現できる
・自社で使用しているシステムと連携できる |
・膨大な費用や時間がかかる |
それぞれの特徴は次の見出しで詳しく解説します。ECサイトの構築方法を詳しく知りたい方は、下記ページも合わせてご覧ください。
ECサイトの構築方法
ECサイトにカスタマイズ性を求める場合は自社ECがおすすめです。ECサイトの構築方法は主に下記があげられます。
- SaaS(ASP)
- オープンソース
- パッケージ
- フルスクラッチ
それぞれの特徴を構築やカスタマイズにフォーカスして見ていきましょう。
SaaS(ASP)
1つ目の構築方法は「ASP(Application Service Provider)」です。SaaSとも呼ばれており、インターネットを経由してソフトウェアやソフトウェア稼働環境を提供している事業者を指します。ECサイト構築に必要なシステムをレンタルできるサービスです。
サーバーやネットワークはすでに用意されているため、自社で構築する必要がありません。なかには商品購入から決済までを行える機能が備わっているケースもあります。機能のアップデートなどは事業者側が行うため、自動で最新版を使えるのもポイントです。
ただし、他の構築方法と比較すると、外部システムとの連携など自社のサービスやニーズに合ったカスタマイズが難しい傾向にあります。低コストでECサイトを構築したい方にはおすすめですが、カスタマイズ性を重視したい場合は他の構築方法がおすすめです。
futureshopは、柔軟にデザインやレイアウトをカスタマイズできるcommerce creator(コマースクリエイター)機能があります。また「ECコネクター®」と呼ばれるデータ変換・連携のクラウドサービスを利用すれば、在庫管理や受注管理などのシステム連携も可能です。
commerce creatorやECコネクター®について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
オープンソース
オープンソースとは、無償で公開されている「ソースコード」を使用した構築方法です。ソースコードとはプログラミングで使用する文字列を指します。ソースコードやプログラムを編集できれば、システムを自由にカスタマイズできるのが魅力です。
一方でASPのように元々機能が備わっていたり、テンプレートがあったりするわけではないため、スキルのある人がいないとECサイトを構築するのが難しい傾向にあります。トラブルが起きてもサービス提供会社からのサポートは受けられない点や、セキュリティ面のリスクが高い点にも注意が必要です。
パッケージ
パッケージとは、ECサイトに必要な機能を一通り揃えてパッケージ化したシステムを指します。サービス提供会社が顧客のニーズに合わせて開発するため、サポートなども受けやすい傾向にあります。機能やデザインのカスタマイズ性も高く、オリジナリティやカスタマイズ性を重視する方におすすめです。
しかし、導入コストが高い傾向にある点がデメリットです。初期費用だけでなく月額費用のランニングコストもかかる点に注意しましょう。
フルスクラッチ
フルスクラッチとは、ECサイトに必要な機能やデザインなどをゼロから構築する方法です。自社のコンセプトや商品に合ったサイトを追求できるカスタマイズ性の高さが魅力です。システム開発などをすべて自社で担当できればスピーディーにPDCAを回して改善を図れます。
カスタマイズ性を重視する方におすすめな方法ですが、開発費用が数千万円に上る可能性があります。大企業が運営するECサイトであれば費用対効果を見込めるかもしれませんが、中小企業にとっては予算や費用対効果が合わないケースも少なくありません。
パッケージでも十分にカスタマイズが可能なため、特別なことがない限りはフルスクラッチ以外を検討する方が導入費用を抑えられるでしょう。
ECの構築方法を選ぶ際のカスタマイズ性以外のポイント
ECサイトの構築方法を選ぶ際には、カスタマイズ性以外に費用やサポート体制なども確認しておく必要があります。主に確認しておきたい部分は下記があげられます。
- 自社商品やサービスに適した機能が搭載されているか
- 拡張性は高いか
- 費用は予算の範囲内か
- 外部システムと連携できるか
- サポート体制は充実しているか
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
自社商品やサービスに適した機能が搭載されているか
自社商品やサービスに適した機能が搭載されているかを確認しましょう。一般的にECサイトで必要とされているカート機能や決済機能など最低限の機能は整っていても、性能に差がある可能性があります。
例えば、通常の決済は可能でも定期購入の自動決済機能が備わっていなかったり、利用できる決済方法が少なかったりするケースなどです。
なかには通常機能以外はオプション料金が発生する場合もあるため、必ず詳しく確認しましょう。どのような機能が必要なのかわからない場合は、複数のASPやパッケージをリサーチし、自社に必要そうな機能をピックアップしておくとよいでしょう。
拡張性は高いか
拡張性の高さも確認しておきたい部分です。拡張性とはソフトウェアやシステムの利用開始後に機能を追加したり、性能を向上させたりできることを指します。拡張性が低いと、ECサイト開設後に追加したい機能があっても追加できなくなってしまいます。
一方で拡張性が高ければ、スモールスタートで後に必要な機能を構築したり、変更したりすることが可能です。ただし標準連携されていない外部のサービスやアプリを用いて機能を拡張する場合、受けられるサポートなどが限られるため、どこまでの範囲で機能・サポートが使えるか事前に確認するとよいでしょう。
費用は予算の範囲内か
ECサイトの構築方法を選ぶ際は、予算の範囲に収まるかも大切です。構築方法によって費用感は異なりますが、ASPやパッケージは初期費用に加えランニングコストがかかります。目先のコストだけで考えてしまうと後に予算オーバーになってしまうケースも少なくありません。
また、追加で必要な機能が出てきた際にオプションとして追加費用がかかる可能性もあります。トータルコストを踏まえたうえで、構築方法を選びましょう。
外部システムと連携できるか
基幹システムやCRMなどの外部システムと連携できるかも確認しておきましょう。外部システムと連携できると業務の効率化を図れたり、拡張性にも大きな影響を与えたりするため、柔軟に連携できるシステムを選ぶことが大切です。
サポート体制は充実しているか
ECサイトを運営していくうえで、何らかのトラブルが発生する可能性があります。万が一、トラブルが発生した際にスムーズに解決できるよう、サポート体制が充実しているかも重視したいポイントです。
また、サポート体制とあわせてセキュリティ面にも注意する必要があります。ウイルス対策やセキュリティ強化など追加で対策が必要になる場合は、提供元がセキュリティに関するサポートを行ってくれるかも確認しておきましょう。
futureshopは柔軟なカスタマイズ性が魅力!
futureshopは、柔軟にデザインやレイアウトをカスタマイズできます。futureshopのcommerce creator(コマースクリエイター)は、ECサイトの要素を1つひとつ分解してパーツ単位でカスタマイズすることが可能です。消費者の行動に合わせた導線設計を行えます。
また「ECコネクター®」と呼ばれるデータ変換・連携のクラウドサービスを利用すれば、在庫管理や受注管理などのシステムとの連携を行えます。
店舗・ブランド・チャネル(各モール・自社EC)ごとに取得している各種データを、基幹システムや倉庫管理システム(WMS)、マーケティングシステム等に対してのデータ変換と連携が可能です。
利用コネクターごとに料金設定がなされているため、必要なシステムのみ導入できるのも特徴です。
commerce creatorやECコネクター®について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。
まとめ
カスタマイズ性の高いECサイトを構築したい場合は、ECモールではなく自社ECがおすすめです。
カスタマイズ性だけを重視するならばフルスクラッチですが、膨大な費用や時間がかかるため、特別な理由がない限りはおすすめできません。これからECサイトを立ち上げる方は、手軽に始められるだけでなく、各種サービスを活用することで柔軟にカスタマイズできるASPを活用することがおすすめです。
futureshopは、豊富なオプションを提供している、カスタマイズ性の高いSaaS型ECプラットフォームです。
これからECサイトを立ち上げたい方、現在のECサイトをリニューアルしたい方は、経験豊富なアドバイザーがサポートしますので、お気軽にお問い合わせください。