futureshopの店舗さまが最高賞を受賞!全国ネットショップグランプリ表彰式が3年ぶりにリアル開催


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一般社団法人イーコマース事業協会(通称、EBS)が4月9日に開催した「第14回 全国ネットショップグランプリ」において最高賞のグランプリを含む3部門futureshopの店舗さまが受賞しました。受賞店舗さまが表彰式で語った喜びの声や、審査委員から評価されたポイントを紹介します!

【第14回 全国ネットショップグランプリ 受賞店舗】

グランプリ「BRADELIS New York」 ※futureshop omni-channelご利用中

準グランプリ:「古着屋JAM」 ※futureshop omni-channelご利用中

準グランプリ:京都北山マールブランシュ

日本ネット経済新聞賞ノットオンラインショップ ※futureshop omni-channelご利用中

ネットショップ担当者フォーラム賞:「職人醤油」

「全国ネットショップグランプリ」表彰式、リアル開催は3年ぶり

「全国ネットショップグランプリ」は、より良い日本のeコマースを追求している方々の育成・顕彰を目的としたアワードで、2009年(当時はエビス大賞)から毎年開催されています。2022年で14回目を迎えました。

前回(第13回)と前々回(第12回)の表彰式は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、オンラインでの開催でした。3年ぶりとなったリアル会場での開催式には、イーコマース事業協会の会員や受賞店舗の関係者など約150人が参集しました。

当日はEC業界の関係者ら約150人が参加した

200店舗がエントリー。審査にはサイト分析ツールも活用

「第14回 全国ネットショップグランプリ」にエントリーしたネットショップは前年を上回る200店舗予備審査から始まり、会員企業による投票や、有識者・学識経験者らによる審査を経て、グランプリ1店舗準グランプリ2店舗、特別賞2店舗の合計5店舗が選出されました。

審査基準は「アイデアのユニークさ、目新しさ」「一般の顧客ユーザー(利用者)への情報提供の適切さ」「サイトのデザイン性の高さ・操作性、動作確認」の3項目。さらに今大会から、審査の過程でサイト分析ツールを使用し、セッション数や直帰率、広告の出稿状況なども調査したそうです。

ネットショップのユーザビリティやコンテンツ、デザイン性などのほか、どの程度のセッションがあり、どんなコンテンツが読まれていて、直帰率はどのくらいか。また、どのような広告で集客を行なっているのか。そういったことも分析ツールで調査しました(木下理事長)

審査項目

  1. アイデアのユニークさ、目新しさ
  2. 一般の顧客ユーザー(利用者)への情報提供の適切さ
  3. サイトのデザイン性の高さ・操作性、動作確認

審査方法

■予備審査:特定商取引法に基づく表記について事務局で審査

■1次審査:審査委員会が15店舗を選出

【審査委員】 

  • 岡村 篤 氏(一般社団法人イーコマース事業協会 理事長(当時)、審査委員長)
  • 木下 直一 氏(一般社団法人イーコマース事業協会 副理事長(当時))

■2次審査:イーコマース事業協会の会員(会員数185)による投票で10店舗を選出

■最終審査:専門家・学識経験者・有識者を交えた審査委員会にて審査

【審査委員】

  • 廣田 章光 氏(近畿大学 教授・商学科マーケティング戦略コース主任・商学博士)
  • 大月 茂樹 氏(Web活用コンサルタント/元倉敷芸術科学大学芸術学部デザイン芸術学科 非常勤講師)
  • 望月 卓郎 氏(第13回全国ネットショップグランプリ受賞 株式会社ヤッホーブルーイング)
  • 瀧川 正実 氏(ネットショップ担当者フォーラム 編集長)
  • 手塚 康輔 氏(日本流通産業新聞社)

futureshopご利用店舗さまの受賞理由と受賞コメント

「第14回 全国ネットショップグランプリ」各賞の受賞理由や、futureshopをご利用中の店舗さまが語った喜びの声を紹介します。

グランプリ「BRADELIS New York(ブラデリスニューヨーク)」

「ブラデリスニューヨーク」を運営している株式会社ゴールドフラッグの皆さま(写真右端はプレゼンターを務めたイーコマース事業協会・岡村会長)

グランプリに輝いた「ブラデリスニューヨーク」さまは、機能性とデザイン性を兼ね備えた補整下着のメーカーです。実店舗とオンラインショップで商品を販売しています。

約2年前からインスタライブを活用した商品提案に力を注いでいるほか、実店舗で実施してきた下着のフィッティングサービスをビデオ通話でも実施するなど、オンライン接客を推進してきました。2020年秋には「futureshop omni-channel」を導入し、実店舗とECの会員データやポイントを統合するなど、オムニチャネル化も進めています。

「全国ネットショップグランプリ」の審査委員からは、ECサイトの操作性や買い物の導線、デザインなどが高く評価されたほか、顧客目線で作り込まれたコンテンツも絶賛されました。

「ブラデリスニューヨーク」は、ビデオ通話でカウンセリングやボディチェックを行うオンラインフィッティングサービスを提供している

画像出典:「ブラデリスニューヨーク」オンラインフィッティングページのスクリーンショット

【受賞理由】

  • 随所に差し込まれたイラストなど、全体のトンマナが意識されている
  • 心地よく安心して買い物ができる
  • 操作の違和感もなく、サイトがしっかり作り込まれている
  • 動画をうまく組み合わせて商品の特性を伝えている
  • 写真のクオリティも高く、イラストを組み合わせるなど表現の工夫が多い
  • 「初めての方へ」というコンテンツと、その後の導線設計が素晴らしい
  • 正しいサイズの測り方、着用法、お手入れの方法など、顧客にとって重要なコンテンツを考え抜いてセレクトしている
  • フリーダイヤルやチャット対応なども万全で、ユーザーフレンドリー

授与式でのコメント要旨(株式会社ゴールドフラッグ・田村さま)

このたびは歴史ある賞をいただき、ありがとうございます。

まず、日頃からお世話になっているフューチャーショップさん、本当にありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします。

本日は私を含めて、EC事業を担当している4人で表彰式に参加しました。このメンバーでグランプリを受賞できたことを嬉しく思います。また、この2年ほどは会社のDX化を進めるために、弊社の代表が先頭に立って、さまざまなことにチャレンジしてきました。DX化への理解度が高い代表がいたからこそ、この場に立つことができたと思っています。

「下着を通してお客様に喜びと感動を共有する」という理念にもとづいて、社員全員が仕事に取り組んでいます。これからもトライ&エラーを繰り返しながら、さらに成長していきたいです。本日はありがとうございました。

準グランプリ「古着屋JAM」

「古着屋JAM」を運営している株式会社JAM TRADINGの福嶋さま(写真左)と、プレゼンターを務めた前回グランプリの株式会社ヤッホーブルーイングの望月さま(写真右)

凖グランプリを受賞した「古着屋JAM」さまは、海外の古着やビンテージブランド、アンティーク雑貨などの輸入販売を手がけています。2004年にEC専門の古着屋としてスタートし、現在は自社ECサイトや楽天市場店などのネットショップを運営。実店舗は19店舗(2021年末時点)を展開しています。

過去10年でシステム開発に約1億円を投資するなど、デジタル化にも積極的に取り組み、自社ECサイトと実店舗の会員統合や在庫一元化などを実現しています。なお、2015年12月に「futureshop omni-channel」を導入し、実店舗とECのポイントを共通化しました。

「古着屋JAM」公式オンラインショップ

画像出典:「古着屋JAM」トップページのスクリーンショット

【受賞理由】

  • 商品をユーザーが探しやすいように、サイト内検索が工夫されている
  • 商品のコンディション(キズや汚れなどの状態)を分かりやすく表記し、写真と現物のギャップを埋めている
  • スタッフコーディネートやブログなど、顧客の興味を引くコンテンツがグローバルナビに設置されている
  • コンテンツのボリュームもほどよく、バランスが良い
  • サイト内のどこに、何があるかを把握しやすい構造になっている
  • 「古着屋JAM(ジャム)サイト概要」というコンテンツで店舗のこだわりを伝え、信頼感の向上につなげている

授与式でのコメント要旨(株式会社JAM TRADING・福嶋さま)

本日はこのような賞をいただき、ありがとうございます。

古着屋JAMは、海外から古着を輸入して国内で販売しています。昨年は約10万着を販売しました。商品のコンディションの確認や採寸・撮影、発送などの業務は自社で行っています。たくさんの商品を扱うなかで、ECの業務をできるだけ効率化するために、さまざまな取り組みをこの10年間で進めてきました。

これからは(イーコマース事業協会の)勉強会や情報共有などの場で、私たちが今まで乗り越えてきた壁や悩んできたことなどを皆さんに伝えられたら良いと思っています。本日はありがとうございました。

日本ネット経済新聞賞「ノットオンラインショップ」

「ノットオンラインショップ」を運営している株式会社Knot・岩石さま

日本ネット経済新聞賞を受賞した「ノットオンラインショップ」さまは、カスタムオーダーの腕時計を実店舗とネットショップで販売しています。時計の種類は100種類以上。さらにストラップは革やデニム、シルク、ナイロン、ステンレスなど、さまざまな素材やデザインの中から好みのものを選べます。

自社ECサイトにはカスタムオーダー機能が実装されており、時計やストラップを選択すると、商品の完成形が瞬時に画面上に表示されます。ユーザーは「時計を選ぶ」「ストラップを選ぶ」「バックルを選ぶ」「オプションを選ぶ」といった項目ごとに商品を選択し、着用イメージを視覚的に確認することができます。

「ノットオンラインショップ」公式オンラインショップのカスタムオーダー機能

画像出典:「ノットオンラインショップ」カスタムオーダーページのスクリーンショット

【受賞理由】

  • 腕時計のカスタムオーダーをサクサク試せるUIになっている
  • カスタムウォッチの完成イメージが一目で分かる
  • カスタムウォッチの着用イメージを想起し、商品を欲しくなるようなECサイト
  • カスタムオーダーの楽しさを、実店舗だけでなくECサイトでも実現している

授与式でのコメント要旨(株式会社Knot・岩石さま)

このたびは大変名誉ある賞をいただき、本当にありがとうございます。

弊社は8年前に東京の吉祥寺で創業しました。まだ若い会社ではありますが、社員一丸となって、がむしゃらに走った結果、このように評価していただけたことをとても嬉しく思います。

今後もお客さまに満足していただけるサイト作りを目指し、精進してまいります。また、今回このような場を設けていただいたイーコマース事業協会の皆さま、本当にありがとうございました。

準グランプリ「京都北山マールブランシュ」/ネットショップ担当者フォーラム賞「職人醤油」

今回紹介した3店舗のほか、準グランプリにはお茶を使った焼き菓子などを販売している「京都北山マールブランシュ」さま、ネットショップ担当者フォーラム賞にはこだわり醤油を販売している「職人醤油」さまが選出されました。各社が審査委員から評価されたポイントを紹介します。

準グランプリ「京都北山マールブランシュ」受賞理由

  • 商品や器、パッケージなどの写真を主役として引き立てるデザイン
  • 顧客が商品選びに集中できるサイト構成
  • ギフト商品は目的、価格帯、相手の家族構成など、多様な切り口で商品を選べる
  • 商品の閲覧から購入手続きまで、最低限のリアクションで完結する
  • 開発プロセスを分かりやすく丁寧に説明し、ストーリーを伝えている
  • 商品の美味しさをビジュアルでうまく表現している
  • おしゃれで清楚なブランドイメージを表現している
  • 必要かつ十分な切り口の商品構成
  • 顧客対応のチャネルが豊富(電話・FAX・メール・チャット)

「京都北山マールブランシュ」公式オンラインショップ

画像出典:「京都北山マールブランシュ」トップページのスクリーンショット

ネットショップ担当者フォーラム賞「職人醤油」受賞理由

  • 醤油作りにまつわるストーリーをたくさん発信している
  • 醤油を使ったレシピや、醤油の豆知識といったコンテンツも豊富
  • オウンドメディアがSEOにも貢献している
  • 一般商材をギフトとして展開することで付加価値を提供している
  • 商品の内容量はすべて100mlで、通常サイズの商品を求めている顧客にはメーカーへの問い合わせを促すなど、メーカーと一緒に商品を販売する取り組みがとても良い

「職人醤油」公式オンラインショップ

画像出典:「職人醤油」トップページのスクリーンショット

設立20周年セレモニー開催

「全国ネットショップグランプリ」を主催しているイーコマース事業協会は今年、設立20周年を迎えました。2002年5月に20店舗のネットショップによって結成された「西日本名店街」からスタートし、「イーコマース経営者・戦略塾」を経て2009年4月に社団法人化して「イーコマース事業協会」へと改称。現在は230を超える事業者で構成された、EC業界で日本最大級の商工会へと発展しています。

4月9日に開催された20周年記念イベント「ネットショップカンファレンス2022」では、歴代の理事長への花束贈呈や、有識者を招いての基調講演などを実施。また、有力ネットショップによるトークセッションも行われ、ネットショップ運営の知識獲得や、店舗運営のモチベーションアップにつながる1日となりました。

20周年を記念し、歴代の理事長へ花束を贈呈した

基調講演はコピーライターであり湘南ストーリーブランディング研究所代表の川上徹也さんが登壇。物語の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の手法について、多数のネットショップの実例をあげながら解説した

「温故知新 ~20年で変わったこと、変わらず大切なこと、そしてこれから~」をテーマに、株式会社柳田織物(ozie)の代表取締役・柳田敏正氏、株式会社林商店(インポートセレクトショップでらでら)の代表取締役・林啓成氏、テラオ株式会社(自転車グッズのキアーロ)の専務取締役・佐々木伸一氏がトークセッションを行った

特別講演は「勝ち続けるブランドの極意、ヤッホーブルーイング、タマチャンショップが語る」と題し、有限会社九南サービス(タマチャンショップ)の田中耕太郎氏と、株式会社ヤッホーブルーイング(よなよなの里)の望月卓郎氏が対談した

まとめ

「第14回 全国ネットショップグランプリ」では、審査の過程でサイト分析ツールを初めて活用するなど、これまで以上に厳正かつ客観的な審査が行われました。グランプリを含む3部門において、futureshopをご利用中の店舗さまが選出されたことは、店舗さまに対するサポートに力を注いできた弊社にとっても、本当に喜ばしいことでした。株式会社フューチャーショップは今後もfutureshopの機能開発を続けるとともに、ユーザーサポートやコンサルティング、各種勉強会などにも注力することで、店舗さまのビジネス成長を支援してまいります。

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